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えすぱっ子
by ひかる。
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■選手紹介 1988年度組 (前編)
突貫系サイドアタッカー。右SHの位置からの高い突破力が特長で、この学年の切込隊長を務める。疲労骨折の疑いで中3夏に出遅れた以外は、常に主戦を張ってきた。昇格後すぐに交代の切札の一人として出場機会を手にすると、2年目にはレギュラーの座に納まった。3年生では不動の存在になるが、長沢にロングボールを蹴り込む戦術の中で得意のドリブルを繰り出す機会が減り、むしろ守備での惜しみないプレスが目立ったほどだった。
スピードとアジリティに恵まれ、切り返しから縦に加速する動きは、分かっていても止められない怖さがあり、2・3人程度なら軽く振り回す。ボールと一体感があり、足下からボールが離れないフェイントを武器に、一度止まった状態からも勝負を仕掛けられる。潰されても潰されても、何度でも勝負を挑む勇気も、称賛に値するだろう。テクニックも高く、特にクロスは、相手を抜き去って上げるせいもあるが、実に精妙。ダイレクトで合わせるボレーも得意で、第3のFWとしての役割も果たす。
切り返しがやや大きくなりがちの傾向があり、途中で大きい相手に体を入れられたりすると、苦労することが多い。プレー幅が狭く、攻守によく走るだけに、突破を封じられるとスタミナが尽きるまで勝負して、その後は完全に消えてしまうことも多々あった。また、案外気の短いところがあり、平松もビックリの交代後7分で退場した履歴あり。
▼小出 洋孝 1988.05.14生 [168cm/61kg] LH・LB 「コイサン」
清水FC/駒越小SSS (清水駒越小) →清水Jrユース (清水第四中) →清水ユース (清水南高) →名古屋学院大
U-14NTC・メニコン杯選出・静岡選抜 (03年) 、静岡選抜 (02年) 、静岡中東部選抜 (01年)
88年組随一のファンタジスタ。ここぞという場面で決定的な仕事する選手であり、中2からJrユースで、交代の切り札として使われてきた。同期内では攻撃のキーパーソンで、中3夏にかけて好調を維持。しかし、秋口から調子を落とし、一つ下の杉山和の台頭を許すなど、やや悔いの残る終わり方になった。昇格直前に負傷、長いリハビリを経てようやく高2の秋から練習試合に顔を出すと、高3では何とDF (LB) として起用される。ほぼレギュラーの座を掴んでいたが、夏の大会後に引退してしまった。
負けん気が強く、ボールの扱いが小気味よいサッカー少年。ドリブルという明確な武器があるのだが、ダイレクトタッチも多く、即興性のプレーで魅せてくれる。左足のキックは豊富なレパートリーを揃えており、クロスだけに拘らず、鮮烈なミドルでゴールを揺らすこともしばしば。恐らくリハビリ中に黙々と鍛えていたのだろう、復帰後の左足はパワーとキレに磨きが掛かっており、LBで起用されたのも浅い位置からアーリークロスでゴールに直結できるからである。
元々即興性に溢れるがために波のあるのが難点だったが、苦しいリハビリを経て特に守備で粘りが出てきた。しかし、やはり本来は攻撃の選手であり、ポジショニングを誤ったり、相手の強引な突破に弾き飛ばされたりするなど、堅実性があるとは言えない。なお何故か、「こいさん」とさん付けで呼ばれているため、「88年組の裏番じゃないのか?」「Jrユース時の背番号が五十音順だったのも、小出が10番を着けるために画策したのではないか」などと、約1名の観客にあらぬ疑惑を掛けられている (爆) 。
▼山崎 晃太 1988.06.17生 [180cm/65kg] GK 「コウタ」
静岡FC/南藁科SSS→清水Jrユース (静岡服織中) →清水ユース (静岡大成高)
U-15GKキャンプ・メニコン杯選出・静岡選抜 (03年)
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04月02日(土)
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