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えすぱっ子
by ひかる。
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■データ集 2001年度
通算では最多のシュートを放っている日高は、右WBとして、突破やセンタリングにも忙しく、正に昨年の攻撃の核であった。仁科や枝村もアウトサイドでの起用も多く、サイド偏重のプレースタイルが伺える。
▼90分間あたり得点数 ※( )内は通算得点、[ ] 内はシュートあたり得点率
1位:阿部文一朗 1.08点(6点)[37.5%]
2位:長沼 圭 0.61点(4点)[22.2%]
3位:仁科克英 0.56点(6点)[27.3%]
4位:日高拓磨 0.46点(5点)[21.7%]
5位:杉山浩太 0.29点(3点)[18.8%]
6位:深澤良輔 0.09点(1点)[06.3%]
喫驚の数字を稼ぎ出したのは、1年生の阿部文一朗。交代も多かったが、90分間動けば必ず得点を稼ぎ出した勘定になる。シュートの4割をゴールに突き刺しているのも、驚愕だが、これにはやや不満な点も。得点を狙える場面には、もっと積極的にシュートへ行って欲しい。
2番目は、エース長沼。期待されながら昇格に届かなかった大型FWは、阿部に己の地歩を譲っている。今回、換算しなかった5試合で、清水は42得点をも奪い去っているが、長沼はそこでは14点をも略取しており(他は、仁科7、阿部5、日高4など)、Jユース杯でも、昨年に続いて得点ランキング2位になっている。ゴール前の猛々しさが魅力の野生派FWが、比較的「格」の落ちる相手を圧倒しながら、良いCBの前では覇気のない「らしくない」姿が、昨年、しばしば見られた。
3番手は万能型の仁科。得点数なら阿部と同数を稼いでいる。アウトサイドやボランチでの起用も多く、FWとしても下がって受けてビルドアップに参加する役割を要求されていた。ストライカーである前述の2名に比べて、中距離のシュートも多く、確度は落ちるのが普通だが、決めるべき場面を確実に生かす沈着な態度が、数字にも表れている。難しいボールを合わせる技術の高さも、実証した。
4位の日高は、前述の通り、攻撃の核。浩太と深澤の場合、二人の得点力の違いが、最終的にトップ下を浩太に固定する一因となったか。
一方、被シュート失点率は11.3%。浅山の素晴らしさが数字にも示されている。同時に清水のシュート得点率18.0%という高い数字は、むしろシュートに対する消極性を、意味しているのではないか。内容で完敗した京都戦は、京都のシュート15に対し、清水は僅かに5。深澤退場で崩れた横浜戦は、横浜の15に対し、4本しかシュートを打てていない。
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03月31日(日)
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