ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■JY:U14ナショナルトレセン
 U-14ナショナルトレセンが発表、新3年生からは、昨年から引き続き、前田・山本・久保田の3名を選出。新2年生は、一昨年U-12NTで選ばれた長沢(清水FC)、西村(静岡FC)、村松(焼津FC)は選ばれず、さなるカップ(ナイキ杯静岡県予選)6連覇を達成した際の主将である池田、この大会でDFにコンバートされた佐野が選ばれた。
 ポジションは、ナショナルトレセン上のもの。チームオフィシャルイヤーブック上では、久保田はFW、山本はDF、池田はMF。

GK:前田陽平(3年)、DF:久保田英壮(3年)、FW:山本真希(3年)
  新3年生の簡単な紹介は、こちらをどうぞ。

FW:池田康彦(2年) 1988.09.15生 [162cm/49kg]
  初倉FSS(島田市立初倉小)→清水Jrユース
  静岡県小学校選抜(01年)

DF:佐野克彦(2年) 1988.04.30生 [165cm/60kg]
  焼津西SSS(焼津市西小)→清水Jrユース


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 良い機会なので、トレセンについて思うところを書いてみる。

▼「トレセン」とは?
 正しくは「トレーニングセンター制度」と言う。この制度の大きな目的は、世界で戦える優秀な選手「個々」の発掘・育成と、指導の地域格差の解消。第一義は育成だが、指導できる人数には当然限りがあるために選手の選抜が行っている。また育成の対象は選手のみならず指導者にも向けられ、研修会を通して育成ビジョンの共有化を図っている。
 従来のトレセンは、国体に向けた選抜チームという名目を利用したこともあって、各選抜「チーム」を年1回の地域対抗戦で対戦させていたに過ぎず、その下につながる都道府県、市町村単位のトレセンは選手選考だけの役割にとどまっていた。これの改革に尽力したのが、94年に強化委員長に就任した加藤久氏である。


▼具体的体系
 全画を9つの地域に分けてトレーニングセンターを設置し、その下に47都道府県、さらに市町村レベルにも地区トレセンを置くという、ナショナルトレセンを頂点としたビラミッド型の育成システムとなる。選手はまず、市町村などの地区レベルで発掘(推薦)され、指導を受ける。この指導の中で特に優秀と認められる選手は、47都道府県ごとのトレセンに進むことになる。この2つのトレセンは、月1〜2回ほどの間隔で恒常的に活動しており、選手が双方に重複することはない。さらに、都道府県レベルで優秀と認められた選手は、全国9地域(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)ごとのトレセンに進み、この中で更に優秀な選手が地域ごとに16名ずつ(※1)、ナショナルトレセンに呼ばれる。この2つのトレセンは、年に1回、スポット的に行われている。
 また、トレセンにはU-17(※2)、U-14、U-12の3つのカテゴリがある。トレセンで重視されるのは、選抜の母体のバランス。学年・所属地域・ポジションなどで偏りが出ないよう心掛けられ、U-17であれば高2・高1・中学生、U-14であれば中2・中1以下が、ほぼ均等に配分されている。東海トレセンならば、静岡・愛知・岐阜・三重から同数が選抜され、さらにナショナルトレセンにも同程度が選抜されるよう配慮がなされている。ポジションも、GK2名・DF4名・MF6名・FW4名程度が基本になる。
 これは、名門チームで活躍した選手ばかりが注目されていた過去を反省し、地域格差・世代格差・ポジションごとの人材の格差解消を指向するためである。所属チームの枠を超えた草の根活動を通し、潜在的な人材を埋もれないように見出し、良い環境・指導を与えるのが狙い。中田英寿(山梨)、柳沢敦(富山)、小笠原満男(岩手)といった選手の発掘・育成に、現行トレセンの果たした役割は、実に大きいものがあるだろう。


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03月26日(火)
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