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えすぱっ子
by ひかる。
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■選手紹介 1984年度組
最大の課題は身体的に脆弱であること。それ故に力任せの潰しや執拗なマークを苦手にする。攻撃面でも力強いロングキックは稀で、30M級以下の展開が多い。使われる立場ではパフォーマンスが急落するプレー幅の狭さも、問題とされる。ただ、ユース昇格後は、戦術的な第三の動きを覚え、渋い仕事もできるようになった。また責任感と勝利への渇望が強く、キャプテンシーを発揮できる選手であるが、時に暴走して空回りするあたりは、まだまだ「王子様」である。
早生まれ選手であり、2005年U-20世界大会の主力と目されているが、個人的には2003年も十分に狙えると思う。
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▼天野 数士 1984.04.08生 [177cm/69kg] 右SB・CB・右MF 「アマノ」
清水FC/入江SSS→清水Jrユース→清水ユース(静岡学園高)、U-15日本代表(99年)
高さ・速さに加え、確かな攻守の技術を修得した右SB。Jrユース時代は代表にも選ばれたが、昇格1年目はレギュラー右SBの高木が外れた時も、本職ではない渡邊にポジションを譲るなど苦悩の年であった。2年目も怪我もあって不完全燃焼。だが最終学年、優勝したクラブ選手権の決勝で相手攻勢に耐え、特に逆サイドからのクロスのカバーに対し渋い守備を披露して自信を掴むと、クラブにも評価されてサテライトの出場機会を掴んだ。
強さと速さのある選手で、サイドバックの守備において均衡のとれた能力を持ち、競り合いとカバーリングの両方で、安定したパフォーマンスを呈する。だが、精神的に焦りを見せる傾向があり、スピードに乗ったドリブルに対し、安易に飛び込んで抜かれるなどミスも多い。攻撃面でも身体能力を生かした攻め上がりが得意で、浮き球のトラップは軽業師的な扱いを見せる。しかし、年代が上がるにつれフィジカル面での優位が縮まり、迷いの見えた頃もあった。アーリークロスに取り組んだようだが、武器と言えるまでには成長しなかった印象。
卒業後は専修大学に進学予定。選手以外でのサッカーに関わる仕事にも、挑戦していきたいとのこと。
▼勝又 英人 1984.04.26生 [182cm/73kg] GK
三島長伏SSS→三島中郷西中→清水ユース(静岡学園高)、U-15日本代表(99年)
跳躍力に長けた選手だが、より長身で一つ下の山本海人の前に十分なプレー機会を得ることなく、夏を境に引退した。
▼渡邊 優希 1984.08.17生 [173cm/66kg] CB・リベロ・ボランチ 「ユウキ」
清水FC→清水Jrユース→清水ユース(静岡北高)
U-16日本代表(00年)U-15日本代表・U-17NT(99年)
一時は代表でも常連のリベロで、菊地・浩太と共に「史上最強世代」を象徴する選手だったが、中学時代から身長が殆ど伸びなかったのが敬遠されたのか、2000年3月を最後に代表メンバー落ちしている。チーム事情もあり、高1からレギュラーCBに抜擢。高2ではボランチに回ったが、高3では再びCBに。いずれのポジションでも同期の高山と良好な関係を保ち、賢くも大胆なコーチングでエスパルスユースの守備を先導し続けた。
知性溢れる選手で読みの鋭さは高山以上、少々の数的不利は、まるで問題にしない。大胆に高いライン統率は、美しくも凶暴。体の寄せなど守備技術でセンスが光り、身長以上に空中戦も強い。ボランチ経験を積んだことで、積極的に前に出て奪取からのフィード、突破でも魅せるようになった。一方で集中力に欠ける場面があり、前へ出ての守備が徒になることも多い。サイズだけでなく身体能力にも恵まれておらず、読み誤りが致命的なミスになりがちである。
卒業後はサッカー専門学校(JAPANサッカーカレッジ)に進み、J入りを目指すとのこと。
▼高山 純一 1984.08.18生 [178cm/67kg] CB・リベロ 「ジュンイチ」
清水FC→清水Jrユース→清水ユース(清水商業高)
二種登録・U-19/18日本代表・静岡国体少年選抜(02年)U-18/17日本代表(01年)
U-16日本代表(00年)
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04月02日(月)
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