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活字中毒R。
by じっぽ
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■福山雅治から湯川学への「男としてのダメ出し」
『ダ・ヴィンチ』2008年11月号(メディアファクトリー)の記事「Studio Interview 福山雅治」より。取材・文は小川みどりさん。

【アポロ宇宙飛行士たちが、自ら撮影したという写真が129点。ロケット打ち上げから、月面着陸と探査活動、離陸、そして地球へと、時系列的に掲載されている。ベージをめくった瞬間から、圧倒的にリアルな写真の力に引き込まれ、月世界へと旅している気分になる。『FULL MOON』は”カメラ”と”宇宙”が好きな福山雅治には、たまらない一冊らしい。

福山雅治「宇宙飛行士にもっとも必要な条件って、何だか知っていますか? ”人柄がいいこと”らしいんですよ。長時間にわたって、狭くて暗いところで共同生活を送らなくちゃならないので、どんなに知力、体力に優れていても”嫌な人”だったらダメだというんです。子供のころから宇宙にあこがれていたので、宇宙飛行士になりたいって思ったこともありましたけど、それを聞いて、オレ、いい人じゃないから、絶対無理だって(笑)。トイレの順番だとか、きっと小さいことで、すぐもめますよ。なので、飛行士として宇宙に行くのは断念して、来るべき宇宙旅行時代の到来に備えて、せいぜい蓄えを増やすことにしました(笑)」

(中略)

 10月4日に公開された映画『容疑者Xの献身』で、福山はすでにドラマ『ガリレオ』でおなじみの、湯川学准教授を演じている。
 東野圭吾の小説『探偵ガリレオ』が映像化されることになったとき、福山は原作を読み、湯川のオタクっぷりに惹かれたという。

福山「正直、90年代のラブもののようなドラマに出演するのは、もういいかなと思っていたところだったので、湯川のような役ならと。テレビと映画が連動するプロジェクトだと最初から聞いていたので、それもまたおもしろいなと思って引き受けました。とはいえ、ドラマの原作と映画の原作は、だいぶトーンが違う。湯川もそれぞれ演じ分けなければならないということはわかっていました。現場では、監督が求めるものを聞き、ディスカッションしながらリクエストに応えていきましたね」

(中略)

 ちなみに福山にとって、石神のような献身的愛情はどのように映ったのだろうか。

福山「僕にはできないですね。”愛する対象に、献身することが幸せ”という石神のような考え方は。”あなたが幸せなら、自分はどうなってもかまわない”というのは、美しいとは思うけど、僕にはできない。映画を観て石神の献身に素直に感動できた人は、ロマンチックな人なのかもしれないですね。僕も初恋をしていた10代のころは、”僕は彼女のヒーローになりたい”なんて妄想していたこともありました。たとえば彼女のおとうさんの会社が倒産して、借金を抱えてしまうようなことになったら、僕が働いて、悪いことをしてでも全額返してやるんだ!みたいな。今はそんな妄想はしないですね(笑)。大人になってもそんな感情を持てたらと思うけど、現実的には石神のようにはできないと思いますよ」

 数学や物理に魅せられて、独身のまま今日まで生きてきた二人。石神は恋をしたが、湯川は相変わらず物理が恋人。眉目秀麗にして、恋愛には無頓着のようだ。

福山「好きなことをそのまま仕事にできている湯川は、それで幸せなんでしょうね。でももう少し野心があってもいいと思うんですけど。僕なら男として、もう少しギラっとしたものを持っていたい。ただ、それは湯川じゃない。ガリレオ先生ではなくなっちゃうんですよね。とはいえ、あれだけの能力があったらねぇ、もう少し何かうまいことできるんじゃないですか、先生!って、やっぱり言いたくなりますよ」】

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 湯川学を演じている『容疑者Xの献身』も大ヒット中の福山雅治さんへのインタビュー記事の一部です。

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10月17日(金)
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