ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「ホワイトバンド」をめぐる誤解と不快
毎日新聞の記事より。

【世界的な貧困根絶キャンペーンに合わせて国内で300万個販売された腕輪「ホワイトバンド」に対し、購入者から批判が出ている。「売り上げの一部は貧困をなくすための活動資金となる」との触れ込みだったが、食料などを送るわけではなく、細かな使途も決まっていないため。事務局は「ホワイトバンドは『貧困をなくす政策をみんなで選択する』意思表示が狙い。分かりにくかったかもしれない」と説明し、店頭で、募金活動ではないことを強調する表示を始めた。
 ホワイトバンド運動はアフリカの市民活動家らが、包帯や布などの「白いもの」を着けて貧困撲滅を自国政府や先進国に訴えたのが始まりとされる。今年7月に開かれたグレンイーグルズ・サミットへ向け、「ほっとけない 世界のまずしさ」をキャッチフレーズに、70カ国の市民団体が運動を展開し世界に広まった。
 日本では約60の市民団体が事務局を結成し、PR会社「サニーサイドアップ」(東京都渋谷区、次原悦子社長)が協力。7月から、レコード店やコンビニエンスストアなどで1個300円の腕輪を発売している。
 ところが、先月からインターネット上で、途上国を直接支援しないことへの批判が出始めた。事務局にも「途上国に募金が送られないと知っていたら買わなかった」「利益の使途を詳しく知りたい」などの批判や問い合わせが約500件も寄せられている。8月に購入した千葉県柏市の女子大生(22)は「募金にならないなんて知らなかった」と話す。
 このため事務局は、店頭に「途上国へ食料や物を届ける運動ではありません」と書いた黄色いステッカーの掲示を順次進めている。ホームページも同様の説明を強調するよう変更した。
 事務局によると、材料費や流通費などを除いた売り上げの44%を、活動の広告費や事務局の人件費、政策提言の研究費、PRイベントの費用などにあてる。今月末までに詳細な使途を決めるという。今田克司事務局長は「運動は『世界に貧しい国がある』と考えるきっかけを作るもの。政策提言や声を上げるために資金を使う。それが途上国への募金と同じような意味を持つことを理解してほしい」と説明している。】

参考リンク:ほっとけない世界のまずしさキャンペーン

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 「ホワイトバンド」って、300万個も売れていたんですね。そのことにまず驚きました。僕は地方都市在住なのですが、本当に、ひとりもあれをつけている人を見たことがありません。もっとも、すれ違う人ごとに、ホワイトバンドの有無に注目していたわけではないので、なんともいえないところがあるのですけど。田舎では、あれを買ってもみんなの前で身につけるというのには、ちょっとした勇気が要りそうですしね。
 「募金」とうものには、一抹の「いかがわしさ」や「偽善的である」という印象がつきまといがちで、僕などもコンビ二でお釣りを募金箱に入れるのにはためらいがあったりもするのですが(だって、「いい人」みたいなんだもの!)、この「ホワイトバンド」のキャンペーンは、「LIVE8」という、世界的な音楽イベントなども行われたりして、ある種の「ファッショナブルなボランティア活動」とされてきたイメージがあるのです。例えば「赤い羽根」をつけて歩いている人がほとんどいないことを考えると、この「ホワイトバンド」のキャンペーンは、単純に集まった金額のみならず、活動の世界的な認知度からしても、大きな成功をおさめたと言えそうです。

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10月24日(月)
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