ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■悩みに悩んで、最後にパッと浮かんだ結論が、「ああ、これはもう一回エヴァンゲリオンをやるしかないんだな」というものでした。
 ところが、庵野さんにとっては、とにかく、『エヴァンゲリオンの呪縛』から逃れるために、これらの新しい世界を模索していたわけです。

【当時の僕がやろうとしていたのは、ただ「エヴァじゃない」というだけの作品で、むしろ、ひたすらエヴァを否定することで、逆にエヴァの呪縛に囚われていたんです。】

というのは、いま、その「呪縛」を乗り越えつつある庵野さんだから、ようやく見えてきた当時の姿で、その当時は、とにかく試行錯誤の連続だったのでしょう。
とにかく、自分の最高傑作とは違うものをつくらなければならない、というのは、本当につらかったのではないかなあ。
「あの『エヴァ』を作った人が、迷走してしょうもない作品ばかりをつくっている」という「世間の声」も、当然、耳には入っていたでしょうから。

そして、「アニメ業界の閉鎖性」についての言葉は、身につまされます。
結局みんな、いつも「自分の業界」は実像以上に「閉鎖的」だと思い込んでしまいがちで、外に出ては失望することの繰り返しなのかもしれませんね。

これを読んで、「世間に評価された作品をつくった人」も、それはそれで大変なんだなあ、と思いましたし、庵野さんが『エヴァンゲリオン新劇場版』の後、どこに向かうのかが、楽しみになってきました。

まさか、また一周して、『新々劇場版』なんてことはないよね……

06月14日(火)
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