ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■『プリウス』のユーザーを喜ばせた「ガソリンタンク」
内山田さんをはじめとする技術スタッフの「燃費が倍になるのなら、ガソリンタンクを半分にすれば室内が広くなるし、車重も軽くなる」という発想は、実に理にかなってはいるんですよね。
ガソリンタンクが半分になることによって、乗っている人の「快適さ」は間違いなくアップするはず。
逆に、ガソリンタンクの大きさを元のままにしておくことによるメリットは、まさに「ガソリンスタンドに行く回数が半分になる」ことくらいです。
いまの日本では、よほど特殊な条件下でないかぎり、ちょっと気をつけておけば「スタンドが見つからなくて給油できない」なんてことはありませんし、燃費は同じわけですから、タンクが半分になっても、一ヶ月間、あるいは年間トータルのガソリン代はほとんど変わらないはず。
「ガソリンスタンドに行く回数はいままでと同じなのに、乗り心地が良くなる」ほうが、「乗り心地が同じで、スタンドに行く頻度が半分になる」よりも、「普段ずっと乗るクルマ」としては、はるかにメリットが大きい、ような気がしますよね、冷静に考えると。
技術者たちがそうしたがったのは、当然のことのような気もします。
ところが、ユーザーたちには、「今まで二週間に一度の給油だったのが、一カ月に一度になった」ことを「プリウスを選んだことの大きなメリット」だと感じた人が多かったのです。
いや、この気持ち、僕もわかるんですけどね。スタンドに寄って、「カード作りませんか?」「洗車しませんか?」なんて毎回尋ねられるのはけっこう煩わしいから。僕の場合はセルフ給油のスタンドに行くことが多いのですが、それでもけっこう「面倒」なものではあります。
たしかに、「車好きで、スタンドに寄るのが苦にならない人」でなければ、頻度が半分になると、かなり嬉しいはず。前述したように、ガソリン代そのものはタンクが半分でも同じなのですが。
「ユーザー」というのは、技術者たちが考えているよりも、よっぽど「単純」で「めんどくさがり」なのでしょう。
実は、ガソリンスタンドが苦手、っていう人も、けっこう多いのかもしれませんね。
06月11日(木)
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