ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「ホワイトバンド」をめぐる誤解と不快
 ただ、このサイトにある「ホワイトバンド300円の内訳」というのを見ると、これだけの大規模な活動となると「経費」の割合というのがかなり大きくなるのだなあ、と感じます。そもそも、「アレの材料費が69円もかかるのか?」という気もしますけどね。上の記事に出ている女の子には悪いけれど、そんなに直接的な寄付を確実にしたいならば、日本赤十字社とかに寄付したほうが確実で「中間に差し引かれる経費」もはるかに少ないと思われます。それだけお金をかけてプロモーションをしているからこそ、この活動がこれだけ大々的になっている、というのも事実なのです。有名人が参加していなかったら、「ホワイトバンド」は、ここまで流行らなかったはずだし、まあ、それでも「興味を持ってもらいたいし、興味を持たせることそのものが目的なのだ」というのが関係者の本音なのでしょう。
 それにしても、「直接支援」にこだわる必要って、そんなにないと僕は思うんですよね。例えば、「がん撲滅基金」が、がんの患者さんたちの治療薬を直接援助することだけでなく、がんに対する新しい治療法の研究に使われたりするのには、みんな「妥当」だと思うのではないでしょうか。この「ホワイトバンド」のお金だって、「300円のうちの132円」が、いま飢えている人のための「目の前の食料」に使われるよりも、より効率よく将来的な貧困の根を絶つために使うことができるのならば、「政治的に」使われるのは、けっして悪いことではないと思います。「目の前の飢えている人たちを見殺しにするのか!」と言われれば、それはそれで辛いことではあるのですが、その一方で、そういう「対症療法」では、いつまで経っても同じことの繰り返しになりそうだし。
 まあ、そういう「政治的な活動」みたいなのって、基本的には「なんかいかがわしい感じ」に思えてしまうのも事実だし、その活動内容にも、なんらかの「偏り」みたいなものが出てきてしまうのではないか、とも思うのですけどね。
 それにしても、こういう「騒動」で、せっかくの「善意の芽」が摘まれてしまうとすれば、そんな残念なことはないですよね。たぶん、どちらにも悪意はないのだろうけれど、これでせっかくの「やる気」がそがれてしまっては、元も子もありません。
 でも、そろそろ、「募金する側」も、流行に乗ったりや芸能人の真似をするだけじゃなくて、自分の目と耳で「何をどうやって支援すべきか?」を考えるべきなのではないかと思うのです。いや、何に使われるかわかんないような「資金集め」に、流行だからって何の疑問も持たずに協力するほうにだって責任はあるはずです。「騙された!」って言うけれど、こうやってネットで話題になるまでは、実際は何に使われるかなんて、全然興味なかったんじゃないの?
 300円なら、「勉強代」としては、安すぎるくらいじゃないのかなあ。

10月24日(月)
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