ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6765,読書日記 〜「明るい哲学の練習」
          <「明るい哲学の練習」香山リカと哲学者の対談集>
   * 何も治療しないのが一番いい  =香山リカ:「入不二基義」対談
 15年以上前、現在の医療システムそのものに疑問を感じて、歯医者以外の、
検査も含め、医者通いを止めた。その時々で薬を購入し対応してきた。
それで、何か問題があるかといえば、何も無し。3大疾病への不安感が、
早朝の散歩や、ミニ・チャリ、スポーツジムでの運動の継続の動機づけに…
その頃に、寿命を75歳と決め込んだ時節に、あと1年4ヶ月に、至らんと
しているが、運動習慣を取入れた生活習慣のお陰か、あと数年は生きそう。
日々、ゲーム感覚で危なそうな際で、生活をしていると、老いもまた味わい
が出てくる。 いざ、あと1年と余命宣言されると、慌てふためき、後悔する
ことになるのだろうが、それは、その時! としても、この長寿社会は異常!

  〜まずは、精神科医の香山リカの話から
< 香山: 30年前のこと、内科医をしていた友人から聞いた話。
「食道静脈留の患者がいて、破裂させないために患部を✕線で埋めていく。
 一つずつ低根に埋めていったら、最後、死んでいた。>
<病気が適当なバランスを保っているのに、それを取り除くことに捉われ、
本体が遣られてしまうケースが、現代の医療の大問題に…>  要するに、
薬漬けによる、間接的破滅行為の問題。 
 ―
香山: 現場で患者と向き合うほど、全体として考え方が変わってきた。
  患者に対して何もしない。あるいは、治る邪魔をしない。何か妙な
 カウンセラーをしてかき回すより、「そりゃ、誰だって、そういうことを
しますよ」といって放っておくことが多くなった。最近、アメリカでは、
家族の死の別離を、重さによって「うつ病」の範疇に入れてよいと。
家族が死ねば誰でも悲しいに決まっている。それも、どうも製薬会社の
営業の思惑が… で、薬を盛られ… 
 ある研究書で、子供を亡くした34人の母親の面談記録で
一番して欲しくなかったことは、「心ない慰め」。
二番目が、「専門家からのアドバイス。 悲しいのにウツですとか…
 一番して欲しかったのが、「何もしてほしくなかった」こと。
そこからして、医学などというものは、余計なことをして、その人が治る
力を阻害して、病む権利をどんどん剥奪していると思われる。
 ―
入不二:「まだいけます!」とか言われても、やっぱり駄目なんだと解る
 ために、一度やって挫折してみないと! 身体的に理解しないと。
香山: もう老け込みたいが、いい加減。それに踊らされる私も悪いが、
「こんなの派手なもの、50過ぎだから」といっても、「そんなことは、
ない、まだまだ若いですよ」と踊らされて… 半分は、そう上げ諂って
もらいたいのが本音。

 ――
▼ 私の知人が重度の躁鬱病に陥り、抗鬱剤の治療を続けるうちに、薬害で…
 壮絶な人生をおくるはめに。 問題は周囲を巻き込みこと。そこに老衰に
よる痴呆症が加わり、それは見るに耐えない状況に。「病気そのものも、役割
が持っているとは。誰も、自分の人生戦略を考えてはくれない。自分でしか
考えるしかない。それは徹した孤独の中から考え、実行するもの。 薬づけ、
管をまかれ命を長ら生きるか? 周囲を巻き込み、それは見るに堪えない状態に。 
現在の医療システムは、無知な人から利益を得ることで成立っている。
それを誰も声高々に言わない。85歳を超えると、一部の例外を除くと、苦しむ
ために生きているとしか…。 で、現在の私といえば、少し田舎の重苦しさがある
としても、面白くて、楽しくて、新鮮な感動の経験の連続。何を死ねますか!が、
実感。余生用に生活習慣を根こそぎ変えたためだろう。

・・・・・・
6401,読書日記 〜私の脳内整理術
2018年09月22日(土)
          『頭のよさはノートで決まる』斎藤孝
   * ノート術ですか
 自己啓発本といえば日本では斎藤孝になる。 特にノート術に関しては

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09月22日(日)
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