ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6114,『今日のつぶやき』−2 〜読書日記
『今日のつぶやき』リリー・フランキー (著),
お笑いのような、お笑いでないような。そこには悲哀と、自虐が滲み出てる。
本人にとって、曝け出し、独り笑うしかないない失敗。とすると、ここで度々、
心の安定のために自虐的、偽悪的内容になるのは、自己治癒のため。
その典型的な「つぶやき」の一つを!
<そういえば、居酒屋の親仁が、知ってか知らずか、奥の調理場で呟いている
のが、そのまま聞こえていた。ところが、一人だけの客の私に「あの客、苦手
なんだよな〜」だと。>
その店も、道路拡張の恩恵を受けて、何処かに移転?していった。
―
・ 合コンのときに思う。
笑わせているんじゃない、笑われているんだ、と…
(ピエロ君のつぶやき・20歳・大学生)
・ 後ろからナンパされて振り向いたら「すいません」と謝られた。
(女医のつぶやき・31歳)
・ 「アーナルほど!」 (著名人のつぶやき・49歳のイラストレーター)
・ 勝負下着の出番がない。 (女のつぶやき・ 25歳)
・ そりゃ女だって溜まる (女のつぶやき・ 20歳)
・ ホームセンターのアルバイトをしていたら、見ていた子供から、
「子供の頃の夢は何だったの?」と聴かれた。(女のつぶやき・20歳)
・ この歳で尿漏れ。 (女のつぶやき・17歳)
・ 彼氏から「このセックスマシーンが!」と言われた。
(一年前まで処女・23歳)
・ 高校生から席を譲ってもらった。 41歳。 (男のつぶやき)
・ 僕だけがデートのつもりでした。 (男のつぶやき・26歳)
・ 野グソのときだけ山盛りに出る。 ( )
・ ノイローゼ気味の叔父から「鬼どもが人魂狩りの血祭りだ」という
手紙が来た。全部赤字で。 (男のつぶやき・23歳)
・ 温めますか?「はい」。今日、声を出したの、これだけだ…。
(一人暮らし8年目・23歳)
・ 兄が寝言で大笑い。楽しそう… 。(女のつぶやき・ 23歳)
・ 26歳の彼氏と7回やったら 2人で熱を出した。この歳で何をやってだか。
(女のつぶやき・ 31歳)
・ 「あなたよりセックスが上手なの」 これほど納得できるフラレ文句は
今までない。 (男のつぶやき・32歳)
・ 下ネタ、聞くのも、話すのも苦手。断然実際するのが好き( )
・ 同じ人と二回以上セックスしたことがない。(女のつぶやき・24歳)
・ ブスだけど、性格の良い人を見たことがない。(男のつぶやき・37歳)
・ 2回のベランダに蛙がいた。どうやって来たの? ( )
・ 知り合いのガキに「いくつ?」って聞いたら「10万3歳であ〜る」って
言われた。 (吾輩は10万29歳の女)
―
▼ 「つぶやき」「ぼやき」で検索すると…
【「つぶやき」=小さな声で独り言の ように言う。 内容には関係がない。
「ぼやき」=自分の意に適わないことに不平不満を言う。声の大小に関係がない。
つぶやきはほかの人に聞こえなくてもよい発声 による不平不満の表現、
ぼやきは近くにいる人に聞こえるような発声による不平不満の 表現。】
これからして、二つの意味合いは、非常に似ている。聞いて欲しいため、
投稿する野だから、殆どが「ぼやき」とも言える? しかし、ホノボノした
のが「つぶやき」には多い。やはり面白いのが「自虐・下ネタ」。そのまんま
赤裸々になる。<ブスだけど、性格の良い人を見たことがない>は、現実。
<すぐに「やらせろ」って言う男いないかな…。過程が面倒くさいんだよな、
過程が。 ―発情中の女・24歳> など、何をか言わんで、気にいった。
男は、金さえ出せば… だが、女性は? 女の職場空間では、断じて言えない。
即座に、「いいわよ、直ぐに、その気になるの私…」と。しかし、それが女史間
に、ふれまわり、息を凝らて事の成り行きを見られる最中で何も出来ようない。
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12月09日(土)
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