ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383492hit]

■6109,閑話小題 〜根深いが、軽い問題だ、これは!
   * なんてことはない!
 日馬富士暴行事件の顛末の批評で、「主犯格は白鵬!」と、したり顔風に、
ここで書いた。一昨夜の大学時代の同級会でのこと。私の席の前側に、相撲部、
空手部、剣道部の選手だった3人が、一連の事件を酒のツマミに話し始めた。
ところが、その内容が、ここ数日にわたり書いてきた内容と、ほぼ同じ。
私が真面目くさって抉って論じた筋が、極く当り前の話。〜大筋は、こうだ。
<一連の事件は、白鵬を中心にしかけた共同行為で、最も責められるのが白鵬。
 実際に指示をしなくとも、説教役が白鵬で、暴行の実行役が日馬富士になり、
白鵬も同罪。日馬の追放処分は厳しくはない。貴乃花親方が悪いというが、
彼の判断は、ごく当然のこと。それと何よりも日本人力士が弱過ぎる。理事長
も、もっと毅然とした態度であるべし… 肘打ちのようなカチ上げと、張手は
言語道断…>と。
 現在、3人とも、それぞれの地域のスポーツの指導的立場にあるという。
私にとっての穿った「正論」と思っていたが、これが一般的道理なのか? … 
とすると、半年から1年以内辺りに、今度は白鵬が問題を起こし、角界からの
追放も時間の問題に。神憑り的実績に、内的成長が、遥かに後れをとった姿を
目にするのも限界がある。そこで大きな問題は、右翼の売名行為の標的に最適
な対象に? 危ない、危ない! 来年の大問題の一つが白鵬の舞上がり絡みの
件になる予感がする。尤も、芸能スポーツ欄の括りの範疇になるが。
トランプ大統領、金主席、国内では、この男が… 最も狙われる人物に。 

   * 全日本相撲選手権
 1ヶ月前の「全日本学生相撲選手権」につづき、昨日、「全日本相撲選手権」
が行われた。今年は5年ぶりに学生以外の25歳の選手が優勝した。この年齢
ではプロは無理? 決勝相手が新潟県の23歳の三輪。彼ならプロの可能性が
あるため、応援をしてみてたが、体力の差で負けてしまった。去年の大会には、
何人か有望選手がいたが、今年は見当たらなかった。まあ、今年はいいだろう。
この現状からしても、内的素養は別として、モンゴル人力士も必要か。
双葉山には、「大本教」の大元の素養があった。 何もないなら、
< せめて神憑りのふりをしろ! >  所詮はお祭りの余興なら…  

・・・・・・
5742,つれづれに哲学 〜嘆きの谷
2016年12月04日(日)
             「生きづらさからの脱却」岸見一郎著
  * アドラーの「嘆きの谷」
 私がみるに、悲観的傾向が強い人が、女性で3人に1人、男性が4人に1人
の割にいる。その中で更に強い人は1割ぐらいか。知人にも数人、非常に悲観的
思考の強い人がいる。連れ合いとの不適性があるが、何もかもを悲観的に捉える。
ある婦人、目を見張るほど美人だが、いや、だったが、万年ウツ状態で、日常が
常に暗い状態。誰も躁鬱の波を乗越えて生きているが、問題はマイナスの程度。 
アドラーはカント同様、クル病だが、そのハンデを乗越えて、フロイト、ユング
につづく三大心理学者の一人になっている。根には、「その程度のことで、何で
落ち込んでいるのか!」があるため、その説得力が強い。 
  〜その一節から〜
≪ 世界を「嘆きの谷」と見ようとし、いつも苦しんでいる人がいる。
 アドラーはそのような人は「途方もない重荷を担って人生を歩もうと不断に
努力をする」と言っている。些細な困難をも誇張し、将来についても悲観的に
しか見ない。身のまわりで喜ばしいことが起ると不安になり、どんな対人関係
にも「影の面」を持ち込む。
 「嘆きの谷」という言葉は元もと旧約聖書の『詩編』に出てくる。
エルサレムに巡礼する人は、乾燥のため枯れ果てた谷底の道を歩まなければ
ならなかった。このような人が、世界を「嘆きの谷」と見ようとするのはどう
いうことか。アドラーの解釈と違って、『詩編』では、神によって勇気を
出し、広い道を見ている人は「嘆きの谷を通る時でも、そこを泉とするだろう」
と言われている。生きている限り、「嘆きの谷」を避けては通れないが、勇気

[5]続きを読む

12月04日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る