ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6076,閑話小題 〜「CSI」もどき事件
 「CSI:科学捜査班」とは、10数年来みてきた刑事モノ。まだ見てない録画
が30本も残っている。ということは、録画が300本あるので一割を占める。
 当初は、外れが少なく面白かったが、さすがにマンネリ化していた。 
猟奇連続殺人モノが多く、7人のチームが豪華な小型機で都市間を移動する。
取扱う犯罪は、トラウマを抱えた異常者が次々と犯罪を重ねるが、短時間で
手際よく解決していく。こういう大量殺人は時々、表立って大騒ぎに。
これに刺激されてか、日本でも起きてしまった。2ヶ月で9人の殺人とは! 
これで果たして済むのか。更なる大量殺人が露見するのか? 
  〜 「CSI」を検索すると
≪ 『CSI:科学捜査班』(CSI)は、 アメリカ合衆国のCBS他にて2000年から
 2015年まで放映されていたテレビドラマ。大ヒットにより、多くの人がCSIは
警察に実在する組織と誤認、ここに就職したいとの志望者が殺到した。
そこで各警察署でも科学捜査を行うセクションを独立させ、CSIと命名した、
とのことである。概要は、華やかなカジノを中心に人々の欲望が渦巻く街・
ラスベガスを舞台に次々に起こる難事件を、科学捜査班(正しくは鑑識班)が
最新科学を駆使して、現場証拠から犯人及び犯行過程を解明していく。
 シーズン1から平均視聴者数は2000万人超えを記録、通算100話目となる
シーズン5第8話「第三の性」では、シリーズ最多となる3146万人の視聴者数を
記録した。その後、サイバー犯罪に的を絞った『CSI:サイバー』も視聴率が
伸び悩んだため第2シーズンで打ち切りとなり、2016年3月で16年間続いてきた
CSIシリーズは終焉を迎えることとなった。≫

▼ ドラマとはいえ各国の社会の実態を垣間見れるが刑事モノ。
 物語は生生しくシリアス。それぞれの社会の陰の一部を抉り出す。
最近は英国、北欧の刑事モノが面白い。子供の臓器販売とか、人身売買とか、
東方諸国の移民問題のトラブルとか様ざまだが、スリルとサスペンスに満ちて
いる。しかし、物覚えもつかない子供の頃から、見ていたとしたら、こういう
事件も起きるだろう。還暦も過ぎた頃から実感するのは、社会は若い人たちを
中心にまわっていること。充分に味わってきたので、「ああ時代が変わった!」
で済むが、味わってこなかったとしたら、社会に怒りを感じ、何かしらの怒りを
向けたくなるのが人の情。で、自殺願望の弱者に対して、こういう犯罪が起
しまった。「事実は小説より奇なり」の実態とは? 当分、このニュースが
中心になるが。朝鮮戦争の危機から目を離さないことだ。一番危ないのが、
足元が大揺れのトランプ大統領と、金様。数百万の人命に関わるからだ。  

・・・・・・
5709,つれづれに哲学 〜「イリヤ」について
2016年11月01日(火)
  * レヴィナスの、「イリヤ」について
 収容所から生還したレヴィナスの知人・親戚縁者の殆どが殺されていた。が、
世界は、そのまま、何事も無かったように存在している、その不思議と恐怖。
それを「主語無き存在」と語る。二人称の消滅した世界も末恐ろしいのだろ。
80歳半ばにもなると、同年代が次々と亡くなっていく恐怖に似ているのか。
≪ 【ハイデガーと対決したレヴィナスは、「存在」について、いかなる
 存在者も存在しないが「この存在者が存在しないという無」それ自体は
存在するとし、存在者なき存在を「il y a」と表現した。
存在について、ハイデガーは「〜がある(独語:es gibt〜)」を用いたが、
レヴィナスは「〜がある(仏語:il y a〜)」を用いて語ろうとした。
 ハイデガーの「es gibt」は「それが与える」という意味の他動詞。
一方、レヴィナスの「il y a」は「それがそこで持つ」という自動詞。
ハイデガーが指摘した「存在者(あるもの)」と「存在(あること)」
という区別を、レヴィナスも踏襲はするが、その時、「存在」が「存在者」の
述語となっているので、「存在」のより根源的な意味が見て取られていない、
とレヴィナスは批判する。レヴィナスがここで考えるのが「存在者なき存在」。】

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11月01日(水)
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