ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[382864hit]

■6075,閑話小題 〜珍獣と珍ころ ―1
   * 珍獣と珍ころ
 珍獣とは姉の一人が私につけた嫌みの名称。もう30年になる。数ヶ月前に亡く
なった連合いが元専売公社の事務方だったこともあり、転職、転業のキャリア?
を繰返してきた私を揶揄したあだ名。まあ、面白いと感心し、納得したが、軽蔑
のニュアンスが含まれていた。ジャングルの獣の餌は自前。そこには、命をかけた
スリルとサスペンスが日常になる。考えてみれば人間の本質は、「獣」と「神」
のロープ上を右に左に揺られながら渡るようなもの。そこで「珍獣」の言葉を
逆照射した言葉と、思い浮んだのが「珍ころ」。「コロ」は犬とすると、適当。
 そこに、「珍獣」と「珍ころ」の対話が自然と生じる。
珍ころ: あんたよ、「変わってるな」と皆が言ってるよ。
珍獣: あんたは、家畜の群れと何ら変わらない! 温むには良いだろけど。
珍ころ: 何時も、がつがつ餌探し。それもこれも、群れに適応できないため。
    少し尻尾の振り方を身につければ良いだけなのに。
珍獣: 餌が暫く穫れずに、久しぶりに穫れた時の喜びと味を知らないだろう。
珍ころ: あんたが、何で珍獣と言われるか、知っとるか。雑食だからさ。
珍獣: 雑食も何も、ありゃしない。とにかく群れたくないと心に決めて、直接、
    自然界に触れて、活きた感覚を得たいと、20歳頃に決心したためさ。
    尤も、父親に誘導されたところもあったがね。
珍ころ: お前のような奴が、庭先や、近所でウロウロするのが目障りそのもの。
    見ていると、潮流に流され、成行きでしか生きていないんじゃないか。
珍獣: 何を言いなさる。それだから面白いんじゃないか。だから、あんた達が、
    仲間内に気を使っている分、外界に全神経を使うしかない自分を楽しめる
    じゃないか。
珍ころ: 右上がりでは、その好きなことが出来るのが羨ましかったが、右下がり
    で、時代変化の激しい時代に、己だけの感覚で生きるは長い目でみて、
    リスクが大きすぎるのではないか、それで、弾け出されたじゃないか。
珍獣: だから、長年かけてリスクヘッジを人知れず、したきたんだ。そんなのは、
    幼児の頃から両親に教えらた当然の知恵と体質。とはいえ、脇が甘いのも
    自覚している? 
珍ころ: これ、志村けんと加藤茶のコント「ぼけ老人」のような内容じゃないか。
珍獣: そう、コントだよ。要するに理解しようがない2人が、ひたすら聞いている
    ふうをして、自分の話を垂流しているだけのこと。それが娑婆じゃないか。
珍ころ: なるほど、「馬鹿ちがうねん。アホやんねん」ですか、二人とも。
    ところで、珍獣にみえたオマエさん、行方不明だった、あの珍ころ?

・・・・・・
2016年10月31日(月)
5708,閑話小題 〜今どきの冷凍食品

   * 今どきの冷凍食品
 何度か取上げたテーマだが、最近の冷凍食品が‘妙に’生々しく、美味しい
ので、再び取り上げる。不景気もあるが、ファミレスやサイゼリアなどに卸して
きた冷食メーカーが、コンビニやスーパーに販路を求めた図式である。
これが、今ではメーカーがネット直販が本格化を始めている。
当然、本格的味であり、それが進化している。TVのワイドショーも、最近、
その幾つかを紹介を始めている。このところ、外食の機会が少なくなったのは、
冷蔵庫に買貯めの冷凍食品のため。
 スぺゲッティ、ピラフ、ドリア、ラーメン、ヤキソバ、炒飯、惣菜など、
そのままレンジにかければよい。問題は、完成品がそのまま冷凍してあること。
特にスぺゲッティとピラフの種類が多く、味はイタ飯<サエゼリア>と遜色ない?
最近、目につくのがジャンボサイズ。これが夫婦二人で丁度よい量になる。
これまで、食品売場の片隅に追いやられていたコーナーが、今では大スペースに
なって多くの種類を置くようになっている。共働き家庭の家事の削減に、レンジ
に入れるだけで済むのも良いのだろう。思い立って、「やき上げたステーキ」が

[5]続きを読む

10月31日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る