ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6050,「老人の壁」 〜読書日記 −2
「老人の壁 :養老孟司 , 南 伸坊 (著) 」
* 生まれ変わる快感!
人生とは、「生まれ変わる快感」が突き動かしている、といく切口で振り返え
みると、納得する。
・21歳の7月の30日の欧州旅行で、の固定観念の壁が崩れてしまった。
「世界は広く、深い」という実感。あの時に、生まれ変わっていた。
・翌年、武澤ゼミで、現象の中にある真理を科学的に解明する訓練を一年間させ
られた。いま流行りのオープンハウスに近い25人の寮生活。他者の私生活と
内面そのままが現われ出る中での、互いの葛藤の経験も生まれ代わりの一つ。
・それから51回の秘異郷を中心とした旅行も、その都度、「生まれ変わって
帰ってきた」。ロッキー山脈を遠望して、「何、これ! ここは地球?
これを見ないで死ぬと死なないとは天と地の差。それにしても!」と…
40、50歳代に、このような感動を数多く出来たのは、「生まれ変わる快感」
の味を知ったため。このブログの記述と公開も、日々、生まれ変わるため。
〜その辺りから抜粋〜
≪(南)真面目な人は、お手本通りにやろうとする、そうするとうまくいかない
ことがストレスになったりする。いわゆる評価じゃないものが見えてくれば、
やっている途中も、やっていること自体が楽しい。そういう、自分が楽しむ
方向を見つけられればいいですね。
(養老)自分が知らなかったところに行き着けば、自分が変わり、世界が突然、
変わってしまう。「それまでのわたしは、そのことを知らなかった」という
発見です。世界は広くて、そんなことはたくさんある。それを覚えると、
年を取らない。だってそうでしょ? しょっちゅう生れ変わってんだもの。
(南)世間で言われる正解というものがあると思うから、つい後ろの解答ページ
をみてしまう。それをやると、もう楽しくなくなる。僕は「わかった嬉しい」
と思っていたけど、今までと違う人になることが嬉しいんですね。
(養老)虫なんかしょっつう見ていると「ええ?こんなふうになっているよ!」
と仰天する。病みつきになって、やめられない。1人でいて、ほっておかれ
ても何も気にならない。 …
(養老)本当は、勉強や学問ってそういうもので、自分が知らなかったことに、
気づくという、それだけでなんです。そういう楽しみを持たない人が増えた
としたら気の毒ですよね。今の親や教師に真面目な人が多いから、その快感
を教えられる人が少ないんじゃないですか。
(南)それまでちゃんとした答えだけでやってきた人が先生になってしまうと、
それは教えられないですね。正しい答えじゃなくて、わかった!ってときの
快感ですもんね。
(養老)案外、古典なんかにちゃんとあって、ゲーテも「死んで生まれ変われ」
などと書いています。前の自分がいなくなって、新しい自分になるという
ことです。確かに近代生活の中できちんと生きていたら、そういう楽しみは
妨害される可能性がかなりたかまる。学んだり発見する喜びは内面にあって
他者の評価によらないし、それが人を若々しくしたり幸福にするというのは、
当り前のことなんでしょうけど。 ≫
―
▼ 書き続けていると、そして、同月同時の過去文を読返していると、当時の
己と、現在、読返し、時間をおいた自己対話が「自分」ということに気付く
ことになる。そこに年々、生まれ変わっている「自分」が見て取れる。知らない
人からみたら、今でも内面は激しく変わっているのだから、「大変な人」だが、
それが至極当然のこと。穴倉も、岩場の外の、内海も、外海も、大して変わりは
しないとはいえ… 少々、危険でも、外海も出ればこそ、何らしか、想像を
絶した世界が広がっている。
・・・・・・
5683, 豊洲市場とオリンピック問題の共通項とは
2016年10月06日(木)
* 豊洲市場とオリンピック工事の陰から見え隠れするのは
豊洲市場の設計事務所の交代と、盛り土をせず空洞を設けた変更に、
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10月06日(金)
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