ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6049,「老人の壁」 〜読書日記 −1
「老人の壁 :養老孟司 , 南 伸坊 (著) 」
* 老人の壁を突き抜けて
「老人、如何に生きるべきか」を、根赤の養老孟司が御隠居で、南伸坊が
熊さん役が軽く、明るく対話した内容。数年前の葬式で、80歳半ばの従兄が
同席していた。一人は地元商人。いま一人は東京下町の何かしら特許収入を持つ
商人。 前者は痴呆症が少し入っている?と思しき愚痴と悪口を語る。
後者は、一生をカメラ・映像の撮影を趣味とした人で、「老人の壁」をとうの昔に
超えている。 その二人の姿そのままが、このテーマの答えのようだ。年々、
暗くなりがちになる古希を越えた現在、如何に面白可笑しく日々を生きるか。
地方性もあるが、周囲には暗いのが多い。他人事ではない。周りから、一人
ひとり欠けていけば、然もありなんだが!
〜Amazonの内容説明より〜
《 「明るい老人の本」
大好きな虫採りに明け暮れる解剖学者・養老孟司。古今東西さまざまな「本人」
になっていくつもの人生を送るイラストレーター・南伸坊。ともに老人になった
二人が「老人とは何か」「老人はどう生きるべきか」を、科学とユーモアで徹底
討論! 病気になったらどうしよう。死んでしまったらどうしよう。暗い気分に
なってしまうのは、暗い気分になるものしか見ていないからだ。どんなに年を
取っても人生を変える発見がある。死んだ後のことは生きている人にまかせよう。
人間のことより花鳥風月に目を向けよう。養老孟司のエッセンスと、南伸坊の
笑いが炸裂する心が軽くなる対談集。 》
《 人生に“発見”があるかぎり、老後は明るい!心が軽くなる対談集。
大好きな虫捕りに明け暮れる解剖学者・養老孟司。古今東西の「本人」となって、
数多の人生を送るイラストレーター・南伸坊。ともに老人になった二人が、人生
百年時代をどう生きるべきか、科学とユーモアで徹底討論。 》
――
〜印象に残った個所から…
(養老)「年をとって自分がなくなってくると、気が楽なんですよね」
(南)「健康で長生きするためにはどうしたらいいですか」
(養老)「だから、健康な間だけ生きてりゃいいんです」
「ちゃんとした介護なんか、誰にもできないですよ」
(南)「そうですね、それが世間の常識になったらラクなのに」
(養老)「いい老人ってどういう老人だろうね」
(南)「そうですねえ、ゴキゲンな老人でしょうね」
(養老)「にこにこしてりゃいいんですよ」
(養老)「趣味なんか、世の中の役に立たないんです。それでいいんです。修行
と同じ。修行っていうのは、自分を完成させるための作業。一番いいのは、
比叡山の千日修行。あんなのをやったって、誰も儲かりません。GDPが増える
わけでなし。だけど、何が残るかって、「本人が残るですね。それをやった本人
が残るんです。それが「作品」ということです。 だから、自分が作品である
ような、作品としての自分を完成させるつもりで、好きなことをやれば、老人
としての時間を本当に楽しめるんじゃないかな。」
(南)「老人の壁を越えると、作品の自分がいる。」
――
▼「まさか、ここまで元気で生きられるとは!」が、実感だが、老いた実感は
まるでなし。だが、世の中は、そういう鈍感な人にプレッシャーを与える。
そこで、ポタリングで、身近な「風月花鳥」を、PCや、4kTV画面で世界の
「大自然の光景」を楽しむこととにあいなるが、これが素晴らしい!
〜偶然だが、また文脈が以下に続いていく。
・・・・・・
5682,瞑想とは 〜3
2016年10月05日(水)
<ボケない!脳が若返る「めい想パワー」SP
2016年9月28日(水)午後7時30分>
* 瞑想の目的は何だろう?
瞑想とは何か、その目的とは何かについて考えるため、ネットで、
<瞑想の目的>と検索すると、明快にまとめた内容があった。
≪ 瞑想の目的は、悟るため? いえ、そうではない。悟りたいと思って瞑想
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10月05日(木)
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