ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5944,閑話小題 〜道具(手段)が目的を変える時代
* 道具(手段)が目的を変える時代
テレビ・スマートフォンの進化が時代を変えている。その一つが動画投稿の
TV放映。御隠居の日常生活に浸っている身にとって、パソコンのネットとTV
は社会の窓そのもの。井戸の外の生の社会は疎くなっても、天空(ネットとTV)
の世界は、井戸の外より現実社会が狭くなった分、深くリアルに知ることになる。
御隠居の立場は、こんなもの。 目的は達成と同時に手段になる。この道具を、
手段として割切り利用すればよい。そのうち遊びが知らぬまに目的になっていく。
夜の巷の世界は、営業という名の「遊び」で持っている。ゴルフは一線を離れ、
営業目的が無くなると、面白みが半減するという。ネット社会が、現実社会を
覆う別世界が出来て、世の中を一変させた。 これはスマートフォンなどのPCの
普及がある。強者の最大の収穫利益が上質の情報の取得だったが、この道具が
全世界の誰にも、ほぼ平等に持てるようになってしまった。端末機能の進化は、
権力者の思惑を遥かに超えて進化した。これが世界の混乱の最大要素。これが
手に負えなくなると、原理主義の狂信者たちが、人間社会を一度、根こそぎリ
セットと破壊に走る。核爆発と細菌テロである。それが北朝鮮のドン様であり、
ISのテロ。 これでは来世紀を待たず、世界は消滅する可能性がある。
端末の進化は、決してマイナス面だけでない。4kTVの画面は人間の視覚の
数倍の能力を持つ。現場に立ったライブより、何処の場所からでも、リアル感覚
を経験できる。これを考える上に、面白いニュースがある。
《 2016年9月26日 - 投資銀行・メリルリンチのシンクタンクが、驚く発信を
行っている。そのレポートで今後の経済において現在成長がめざましいVR、ARの
分野の重要性を特に強調しているのだが、その中で「我々はすでに20〜50%の
確率でバーチャルワールドに住んでいる」という。≫
如何だろう? 内容が、あまりに奇抜すぎるので、数日後に改めて。
・・・・・・
5579,突然、余命宣告を受けました ーG
2016年06月24日(金)
『あの世へ逝く力』 小林玖仁男著
*「虎穴問答」と、余命宣言
これまで、「虎穴問答」について何度か書いてきた。以下は4年前の内容。
『余命宣言』された本人にとって、治療余地のない、二年以内に間違いなく
死んでしまう病気が虎。いつ何時、陥った虎穴に飛びこんできて襲われる運命
の中、救われるために、自ら食われてやれば愛と誇りが残ることになる。
以下のスピーチは、まさに、虎穴問答の悟りと同じ。死をマイナスに捉えず、
積極的に、明るく迎えることが、虎に自ら食われてやることに、あい通じる。
≪ 所属している川口ロータリークラブの、決戦というか、人生の幕引きの
スピーチが始まりでした。会場を埋めた約八十人を前に、余命宣告を受けた
身であることを告げ、死に対する自分の向き合い方などを語り、最後に
このような話を付け加えました。
「多くのことの始まりには理由はありませんが、どう終わらせるかは
自分で考えて決めることができます。」生まれた理由は見つけられません。
しかし、終わるための納得する理由は、自分で見つけられます。自分で、
人生の終わりの意義を、明るく納得するように考えればいいんです。
私のラストテーマ、"死を、積極的に、明るく迎える"こと。死を恐れ、
死を忌み嫌い、死を避けながら終わるのではなく、前向きに納得できる
ものとして組み立てていくのが大事だと思っています。私は、最後まで
元気を出していきたいと思います。」会場は水を打ったように静かでしたが、
私が明るく話すので、途中からは笑いも起こりました。ほとんどの方は
驚きつつも、好意的に受け止めてくれたようです。≫
この虎穴問答、私の事業の幕引きのときも引合いに出していた。
辛い、厳しい、誰もが経験する最期の一週間の苦痛の中で、後向きにならず、
立ち向うことが出来るか否か。息が出来なくなり、最期は窒息状態でもがき、
死んでいく。ガンの壮絶な苦しみとは違った苦痛。
―――
2012/08/07
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06月24日(土)
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