ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5868,トランジション 〜人生の転機に、トランジション理論 〜2
☆ トランジションの3段階
第2段階の「ニュートラルゾーン」に何かしらのチャンスが隠されている。
・どん底に落込んだ中で「聖書」の真髄に触れるとか、
・経済成長期の中で、千葉市郊外の新興住宅地(完成時5万人)の中心十字路の
商業地を確保とか、
・新潟駅前の進出が、新幹線オープン時期だったりとか、
・その新潟撤退の決断の直前に、後押しのような東北大震災に遭遇、迷いなく
事業撤退が出来たとか… 等々。
人生を生きていく上に何かが存在しているような。それは、プラスにマイナス
にも働いてくる。表向きはマイナス状態だが、その背面には、大きなプラスが
隠されていたり、逆だったりする。それが‘機’、‘気’というのだろう。
問題は捉え方。
ブリッジズ理論では、トランジション(転機)を3段階とする。
〜その辺りから抜粋〜
≪ 第1段階……何かが終わる
第2段階……ニュートラルゾーン
第3段階……何かが始まる
すべてのトランジションは、何かが終わるところから始まります。
米国の学校では、卒業式のことを「コメンスメント」(Commencement)と呼ぶ。
その意味は文字どおり「始まり」です。学校を卒業することは、学校生活の
終わりであると同時に、「進学」「就職」といった新しい人生の始まりもある
ということで、卒業式をコメンスメントといいます。 何事にせよ、私たちは
新しいことを始めるためには、以前の古いことを終わらせる必要がある。
ニュートラルゾーンは、前述したようにどっちつかずの宙ぶら状態ですが、
自分をとことん見つめ直す機会であり、忙しい日常から一歩引いたところで、
あれこれ考える時間を持つという点において、一種の猶予期間(モラトリアム)
だといえます。私たちは、ニュートラルゾーンを経験した後で、ようやく新しい
一歩を踏み出すことができるのです。
〜次回でそれぞれの段階を乗り切る方法について詳しく説明しましょう。≫
――
▼ 創造には、必ず崩壊が背景にある。関東大震災は、都心の再開発に
欠かせない条件だった。人間の成長にとって、挫折も然り。アップスケール
(脱皮)には、それまでの殻からの脱皮を必要とする。学生時代は社会に
旅立つ猶予期間。そこで何故に生きるとか、全く違った各地の人や、書籍を
通して、違った時代の人との触媒を経験するための猶予期間でもある。
現時点の御隠居状態は、生の向こう側への旅立の猶予期間。来し方を振返り、
それぞれのトランジションを見つめ直す機会を与えられている、ということ。
本当の転機は、余命期間を告げられた時節だろうが… その時は、気が動転、
人生の何たるかを考える余裕などない筈。その時、<共同無意識の一つが、
この私でしかない、ただ消え去るのみ> と、すり減るほど唱えるしかない。
で、以下の登山家[羽生丈二]の言葉につづく。
ほんとうにほんとうに
ほんとうのほんとうの
どうしようもなくなったら
もうほんとうに
こんかぎり あるこうとしても
だめだったら
思え
ありったけの
こころで思え
―想え。
・・・・・・
5503,エヴェレスト 神々の山嶺 ―映画感想
2016年04月09日(土)
「山岳遭難もの」は、苦手だが、『映画道』という言葉があるなら、
この『エヴェレスト 神々の山嶺』を避けてはなるまいと、シネマの日も
あって、昨日の昼ごろ、心を奮い立てみてきたが、これが思いのほか、面白い。
私の邦画の評価で95点は上の上。 人間の極限状況は、そのまま、人生道
にも通じるところがある。 〜まずは、内容紹介より
《 日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠は、
滑落事故で仲間を失い、登頂は中止になってしまう。
行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている中、骨董屋で
ある古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑み
ながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロニーのカメラと
思われるものだった。 マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうかと
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04月09日(日)
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