ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383557hit]

■5818,緩和小題 〜しまった!  ートランプ大統領選出は?ー 6
     
      < しまった! 「失敗の心理」を科学する
       ジョゼフ・T・ハリナン (著) > 
   * トランプ大統領選出は凶か吉か?
 既に失権をした韓国大統領と、アメリカの新たなトランプ大統領の選出。
誰の目にも「選定の失敗」は明らか。判断するには少し尚早だが、その辺を
考え読みとってみる。
・韓国の場合、怪しげな新興宗教の教祖が、元大統領の娘に目をつけ、大統領
に祭り上げて黒幕になろうと画策し、自分の娘を同じ学校に入学させ近づけ、
大統領の階段の誘導に成功し、大統領にさせた。その結果、教祖の娘が陰の
大統領になり好き放題。 韓国映画並みの劇場型コミック物語そのもの。 
・トランプ大統領も然り。黒人大統領と、元大統領夫人の金髪白人女候補の
世襲に不満を持つ中下層の白人層に狙いをつけ、ロシアの後方援助を得て当選。
全くの素人が絶大権力を持つと、こうなるという珍現象が日々、ニュースで
話題になっている。 二流役者から成り上がったレーガン元大統領でさえ、
カリフォルニア州知事の実績があった。それも俳優で、蔭のシナリオ作家?が
書いた大統領役を忠実に演じればことが済んだ。しかし暗殺されかけたが… 
 それに比べて、この御人、あまりに粗末な裸の王様。TVや、ネットが、
政治的に軽いオツムを、そのまま公開することになる。気づいていないのは、
大統領本人だけ。落目のアメリカの拍車をかけることになる。
どの切口をとっても、あまりに隙だらけ。弾劾裁判の可能性を排除できない。
軽いオツムの公開といえば、「このブログも?」と、斜め後から聞こえてくる… 
 
・・・・・・ 
5452,「楽しむ」を楽しんで哲学する
2016年02月18日(木)
      【アリストテレスの人生相談ー小林正弥著】の、
      ー幸福原理「美徳に基づく魂の活動」ーより
   * 「楽しむ」を哲学する
 母親からは、『仕事も、習い事も、それが楽しみになるまで努力すること!』
父親からは、『お金は事業と仕事を楽しんだカス。カスを稼ぐため努力する
のではなく、楽しめるまで苦労し熱中すること』と、聞いて育ってきた。
その背景には、仕事も、習い事も、膨大な努力があってこそ。それを続ける
には、楽しみまで引き上げればよい。古美術商時の上客から伝授して貰って
いたのだろう? 同じことを2千数百年前の哲学者がいっていた。

これは、アリストテレスによる洞察である。何をするにせよ、本物の上達は、
そこにどれだけの楽しみを得られるかによって図ることができるのだ、と。
【アリストテレスの人生相談ー小林正弥著】の、幸福原理「美徳に基づく
魂の活動」から考えて、楽しむとは、美徳を実現させるため、の前提がいる。
ただ楽しければよいだけでは薄っぺら過ぎる。 〜その辺りから〜
≪ 言葉だけを見ると、誰にも存在する美徳を実現することが幸福をもたらす
 と見えるかもしれませんが、実際は、音楽の卓越した素質を持たない人は、
いくら努力をしてもプロの音楽家になるのは困難。アリストテレスは、個々人
に、その人の固有の素質が本性として備わっていると考えているのです。
ですから、この原理における「美徳」は、あくまでもその人の魂に内在する
卓越した素質のこと。つまり、これは「幸福を、その人の魂に内在する優れた
素質に基づく魂の活動」ということなのです。アリストテレスは、
「馬の愛好者にとっては馬が快いように、美徳を愛する人たちにとっては
美徳に基づく行為は本性的に快いものである」とします。ここで重要なのは、
彼は幸福を快楽とする考え方は否定しましたが、「美徳に基づく魂の活動と
しての幸福は、それ自体として快適である」としていることです。たとえば
賭博を快楽とする人がいても、それは真実の幸福ではありません。それは、
美徳に基づ魂の活動ではないから、これに対し、たとえば理性的な思考活動は、
美徳に基づく魂の活動なので、快いものです。 再び音楽家を例として考えて

[5]続きを読む

02月18日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る