ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5730,閑話小題 〜トランプ劇場の憂鬱
*トランプに、ハネムーン期間はなし
アメリカ新大統領の政権移管期に報道の「ハネムーン期間」
があったはずと、ネット検索をすると・・
【「ハネムーン期間」とは、近代の民主主義政治において、政権交代後の
新政権の最初の100日間のことを指す。発足直後の新政権は一般的に高い
支持率を示す傾向があり、新政権の最初の100日と国民・マスメディアの関係
を新婚期(蜜月)の夫婦になぞらえて名付けられた。アメリカ合衆国では
報道機関のみならず野党も、この100日間は新政権に対する批判や性急な評価を
避ける紳士協定がある。】とあった。
―今回の選挙は、売名のための実業家泡沫候補が捨身で、人口の66%を
占める白人、特に中下層白人の不満を煽った結果の前代未聞の勝利だった。
これがアメリカの本音である。
選挙終了直後から、デモが頻発することなど、考えられない事態である。
それも、趣味の悪い悪役スターとしか思えない家族も露出した。これでは、
スキャンダルが絶えなく続くことになる。 韓国現大統領の末路と、近未来の
トランプの先行きを重ねみることが出来る。
マスコミも、国民も、「ハネムーン期間」を祝う空気は全くない。
米国内の経済シンジケートは、組しやすいと踏んだようだが、ゲルマン人の、
有色人種への差別は想像を絶するほどである。まず、隷属国家の日本の扱い。
仮想敵国の中国との取引材料として、どう扱ってくるか。
中国が常々、アメリカに提案していた、<アジアは中国に、アメリカ大陸は
アメリカに!>の、裏の秘密協定を結ばない保障ない。逆に言えば、日本が
真の独立を果たす機会である。
この状況は20世紀初頭から中ばの情勢に酷似している。平和憲法をあてがわれ
70年余り、最小のトラブルで、何とかきたが、大統領選の思わないフロックで、
それも終わろうとしている。天気晴朗なれど波高し。その先には暴風の可能性
がある。まずはオリンピック開催と、トランプの引退まで、安倍で?何とか!
歴史は繰り返す。このミュージアムが、もしか私の終末の心象風景? 娑婆!
・・・・・・
5365,世間、社会、会社の意味とは ー�
2015年11月22日(日)
ーなぜ日本人は「世間」を気にするのかー三浦朱門著
* 世間の中で、もまれて大人になる日本人
学生時代の専攻が社会学。それに影響されてか、社会科学に興味を持って、
以来40数年、その系統の本を読み続けてきた。そこに当然、身近な『世間』
なるものの正体に興味を持つことになり、手当り次第に読んできた。
その世間、社会の色取りが面白いからこそ、続けてこられた。特に日本人は、
『世間教』たる宗教めいた神様が存在して、それに大きく左右されて、
『世間馬鹿』(いま、思いついた言葉)になってしまい、人生の黄昏頃に、
その壁に気づき、自ら涙する。その世間を、否定をしないで、真正面から
捉えたのが、この本である。ーはじめにーの、「世間」「社会」「会社」
の定義が、的を得ている。まずは、その辺りを抜粋。
≪ 日本には昔から「世間」という言葉がありました。
「世間知らず」
「世間の笑い者になるぞ」
「世間は広い」
・世間とは個々の人が作った集団ですが、それは具象的というか、私たちが
日常接する人々とつくるつきあい、そして、その延長である知人のまた知人、
というふうに範囲を広めていった未知の人をも含めた集団といえる。
あくまでも、現実の人間関係の延長がつくる人間関係です。
人は成長するに従って次第に複雑な人間関係を持つようになり、やがて
未知の人をも含めた集まりが存在していることを知るようになります。
それが世間であり、大人になるということは、そういう世間で生きるための
常識が備わってくること、いや、積極的に世間を知ろうとすることが成長する
ことの意味なのでしょう。世間を前にすると、個々の人間は弱い存在です。
そのルールには従わなければならないし、ルールの担い手になることさえ、
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11月22日(火)
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