ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5702,自分のための人生 〜E
 
   * 不安に感じるより、まずはやってみる
 20歳で、両親のような「創業」を決意、それ以来、その影に怯えながら、
何とか不安を乗りこえてきた。前向きに暗闇の未知の世界に向かって踏出す
恐怖心は、誰にもある。そこで、「その時は、その時!」の言葉に従い、
その都度、具体化をしなければならない。
 人は、失敗を恐れるあまり、新しいことに挑戦するのをやめてしまうが、
転がってしまえば、じぐざぐでも、前には進む。
「失敗と、成功の経験の積み重ねこそが、成長の土壌」になる。面白いことに、
ドン底にこそ、小さいチャンスの糸が見えてくる。それも準備があればこそ、
糸先が見える。 まずは、不安を乗越えて一歩踏出すこと。これは、事業でも、
秘異境旅行でも言えること。 
 人生は生きている最期までがプロセス。その時点時点で、選択した項目に
全力を出しきること自体が、節目を強くすることになる。『面白かった!』
の実感が、何もかも吹飛ばしてくれる。 畜群には、それが見えない。
 今ではネット・ゲームやマネジメント・ゲームがあるが、自分を博打の駒
にする醍醐味に到底及ばない。 いや、今では、その方が遥かに面白い?
 何れの石ころも、遠目でみれば、カタチと、大きさが大小の違う砂利。
としても、生きていくには砂利なりに前向きでなければ?
 事業も、秘異境旅行も、その都度、不安を乗越えた一歩から始まる。
≪P・200 未知のものを避けているとき、自分のその行為に気づく
 ことが大切だ。その瞬間に自分自身に言い聞かせてみよう。
「人生、必ずしもいつも、自分の行き先がわかっていなくてもかまわない」と。
<型にはまっている>と気づくことが、それを変えていく第一歩である。
 少し冒険をして、型にはまったやり方から抜け出してみよう。
何の予約もせず、地図も持たないで、行き当たりばったりの休暇を過ごすのも
いい。何が起こっても、自分を信頼して事の処理に当たるのだ。
たとえば、新しい仕事の面接を受けてみる。あるいは、「よくわからない」
「理解できない」と言って、これまで避けてきたような人と話してみる。
 自分の偏見を疑問視してみると、そのために自分が何の進歩もなく、
おもしろ味のない人間であることが、すぐにわかる。
自分とは違うタイプの人に多く会えば会うほど、今まで自分がどれほど損を
してきたか、自分の恐怖心がどれほど愚かだったか、よくわかるだろう。
これを見抜くことができれば、未知の世界は避けるべきものではなく、
むしろどんどん探索すべき場所になるだろう。・・ (中略)
覚えておいていただきたい。人間にかかわることは全て、自分と無縁でない。
自分にその気があれば、何にでもなれる。このことをしっかり心に刻み込んで
おき、安全で逃避的な行為に陥ったら、思い出そう。
失敗を恐れる気持ちは、往々にして、他人の反対や嘲笑に対する恐怖心。
 他人には他人の考えがあってけっこう、自分とは関係ない。このように、
自分の行為を他人の言葉ではなく、自分自身の言葉で評価しよう。
自分の能力は優劣で決まるのではなく、ただ他人とは違うというだけである。
            < 『自分のための人生』〜6章 > より ≫ 
▼ 人間は「習慣」で動く生き物。それを利用して、一日の行動スケジュール
 の質量を、数ランク上げれば、それが第二の天性として身についていく。
 新しい時節に新しいことを始めるには充分の準備が必要となる。そして、
 いざ踏み出し繰返すと、思いのほか、スムーズに動き出す。
  畜群をネット辞書で検索すると
【「畜群」- 意味(独)【Herde】「ヘールデ」
 「超人」を理想とするニーチェが指摘した 集団から突出することを恐れる
 人間の特徴。 囲われた群れから孤立することを嫌い、欲望を抑えて、
 利他的に努める性質...】とある。所詮は、何れも石ころは石ころ、砂利で
 しかないが、それを自覚出来ているかどうか? 出来ていれば、石群から
 離れ、急流に身を置き、面白可笑しく転げまわるだろうに。畜群でしかない

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10月25日(火)
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