ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5611,恋愛心理学 〜H 美貌ゆえの玉の輿はなかった
『美人の正体』〜越智啓太著
* 玉の輿の3つのコース
私が知る限り、玉の輿に乗ったハッピーエンドは現実には少ない。
同格のつり合いのとれた相手と結婚するのが一般的である。男は容貌で相手
を決めるが、女は経済的能力が選考基準になる。女性にとって、結婚は一度
限りの玉の輿に乗るための機会。 そのためドライにエネルギーを集中する。
半世紀前の学生時代に欧州旅行をしたが、海外旅行者は20万人。当然、
かなり裕福な家庭の人たち。彼らを見ていると、同格以上でない限り、眼中
にはない。成るほど、シビアである! この世界には、美貌ゆえの玉の輿の
シンデレラは殆ど存在してなかった。 〜その辺りから抜粋〜
≪ 大規模な調査の結果の〔玉の輿」についての結論は、
・まさに「玉の輿仮説」で容姿なためにお金持ちに見初められるというコト。
・2番目は、「同類リッチ婚仮説」でもともとお金持ちだった人同士が結婚する。
・3番目は「糟糠の妻仮説」で、下積み時代から苦労を共に生きてきた2人が
最終的に富裕層になるというルートです。
彼らは実際のお金持ち妻を調査し、その結婚に至る経緯などを検討した結果、
実際には「玉の輿」型の結婚はほとんどないということを明らかにしました。
結婚前に「芸能人、モデル、スチュワーデス、コンパニオンなどの」玉の輿に
乗れそうな美貌を売りものにする職業に就いていた人はわずか1・9%で、しかも
その全員が自分の容姿について「容姿は良かった」と思っていませんでした。
華やかな美人がその美貌ゆえに「玉の輿」に乗ったケースは存在しなかった。
中流階級以上でとくに母親が教育熱心な家庭に育ち、自らも社会で経験を積み
キャリアウーマンとなった女性が、仕事の中で、将来富裕層になる優秀な夫か、
あるいはすでに経済的基盤を両親から受け継いでいる夫と出会うという
「キャリア妻」型が現代の玉の輿婚であるといいます。つまり、現代の
日本では、美貌による玉の輿は困難であるけれども、「知性と勤勉」による
玉の輿は可能であるというのです。 ≫
▼ 中学校の同期会が、二年連続、開かれたが、そこでのシンデレラは殆ど、
見かけられなかった。中学校は選別前であるため、その機会が多々あっても、
進学につれ出会う人が、自分のレベルに合ってくるため、最終学歴が同レベル
になってしまう。女性にはシンデレラコンプレックスがあるが、これは冷静な
動物としての鋭敏な勘のなせる業。食いつかれた男という小魚は田にすむ
タガメに抱きつかれ、一生、その養分を吸いつかれ人生を終わる。タガメは、
いかに吸いがいの良さそうなのを探す。女は3/2、男は3/1、これで決まって
しまう。「逆さま玉の輿」というのもあるが、能力のない男には「私に人生が
あったの?」という悲惨の人生が待つ。人生は、その節目ごとの判断と決断で
出来ている。だから、面白いが、シリアスである。
・・・・・・
5246,他諺の空似 〜ことわざ人類学 〜B
2015年07月26日(日)
『他諺の空似 〜ことわざ人類学』米原万理著
* 馬鹿と鋏は使いよう
馬鹿と鋏の、馬鹿を当時のブッシュ大統領として槍玉に上げている。
9・11テロも、何か不思議な奇妙な事実が次々と出てきた。日本に居ても、
ブッシュの何?は見て取れた。改めてブッシュを考えると、恐ろしい限り。
無能について、他人をとやかくいう資格はないが、自覚はしている。
『軍産複合体』というシンジケートがアメリカには存在し、政治をコントロール
している。それが馬鹿を、次は黒を、そして、その次は女を大統領に据えて、
強力な指令を出す。 〜その辺りから
≪「馬鹿と鋏は使いよう」もまた、ものを気楽にポイ捨てしたり、人をリストラ
したりすることを戒め、資源の有効活用を説く諺で、実に普遍的な真実を言い
当てているのだが、今のところ、日本以外の地域に類諺を探し当てられず。
もっとも、諺化していないからといって、切れない刃物や無能な者を使い方
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07月26日(火)
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