ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5312,閑話小題 〜リーマンショックから、まる7年
   * リーマンショックから、まる7年
 以下にコピーした文章は7年前のもの。このリーマンショックで、まさか
自分の事業に直撃するとは思ってもなかった。 アメリカの大手証券会社が、
ほぼ吹っ飛び、三大自動車メーカーが政府の直接管理化におかれ、アメリカ
経済界だけでなく日本経済も直撃を受けた。当時の殆どの上場企業は生き
残っているが、大手ほど痛んでいるはず。
 リーマンショック以来、売上げマイナス25%が3年目半ばまで続き、
合計50%の売上げダウン。2001年の9・15テロ以来、売上げが三分の
一になっていた。そして、事業整理を本気に考えだした矢先の2011年の
3・11大地震が発生した。それもあって、躊躇なく事業断念の決断ができた。
その前年度まで、手がけた事業で一度も『営業赤字』を、出さなかったが、
その最終年度は赤字が決定的になっており、丁度よい引き時になった。
悔しさとか、後悔はないのは、万一の場合の備えが幾つかあったため。
一年休館後、物件を買取った事業主が、同じホテル名で事業を続けている
ため、結果として、「前経営者と、借入金の6割カットのリストラ」になる。
追加借りで、危ない借入れをすることなく終わったので、比較的、スムーズに
事業撤退が出来たことになる。
 もし、{準備を含め45年の事業。最後まで死守をする!}と決断したら、
金融機関は、まずは、家内や、身内の連帯保証を求め、身動きが出来なくし、
次は、高利貸しに目先の資金を求めて・・と、ドブ沼に嵌って、数年後には、
何処かに蒸発か、自殺のお決まりコースに歩んでいたに違いない。
 それでも、心の傷は決して浅くはないが、お決まりコースより遥かによい。
   * 地獄の沙汰も金次第!
 TVで、中東、アフリカ難民の個々のレポートを放送しているが、リアルで、
残酷で、末恐ろしい内容になる。 特に、親が子供に戦闘現地から、逃がし、
単独で、さ迷っているケースがある。ドイツからイギリスの国境に100人は
いるという。ボランティアが、その救いの手を伸ばしているが、魔の手にかかる
ケースが多いのだろう。シリアでは、過半数が、国内と国外に難民化して
彷徨っているとか。国内、三割、国外二割。着の身着のままというから、酷い。 
難民の一人が、この逃亡の中で、「西欧の自由とは、お金!」と分かったと
いう悲鳴が耳に残った。地獄の沙汰も金次第ということ。
―――
7年前のリーマンショック直後の「論評時評」について書いた内容をコピー
します。何事も無かったようだが、3・11震災ともども、大きなツケがマグマ
として膨らんでいる。問題は爆発したときが、経済破綻が表立った状況、
ギリシャ、スペイン、韓国の現状。 韓国の海外移住希望者7割というから!
・・・・・・
2733, 米国金融恐慌の深層 −1
2008年09月28日(日)
朝日新聞の昨日の「論壇時評」で社会経済学者の松原隆一郎氏が
《金融危機の深層》として、アメリカ発金融危機の本を評論していた。 
内容が長いので二回に分けて掲載するが、こと、ここに至って、冷静過ぎる
内容と感じたのが私の感想である。まずは、その内容の前半を・・・
 −−−
今月15日、米国四大証券会社の一角、リーマン・プラザーズが米国史上最大の
負債総額約6130億ドルを抱えて経営破綻した。山一証券の約125倍という巨額の
負債だった。公的援助を米政府が拒否したことが引き金を引いたと目されている。
翌16日、FRB(米連邦準備制度理事会)は一転して、株価が急落した米保険最大手
AIGに最大850億ドル(約9兆円)を融資すると発表、発行済み株式の約80%を
取得して、管理下で再建を図ることとした。AIGは住宅ローンの証券化商品の
元本を保証するクレジット・デフォルト・スワップと呼はれる金融商品を大量に
販売しているため、元締めの一つが破綻すれは世界の金融市場に大混乱が生じる
恐れありと当局は認識したらしい。昨年8月の株価下落(サププライムショック)は、
サププライムローンそのものの焦付きと証券化した金融商品の評価損によっていた。

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09月30日(水)
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