ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4993,暴走する世間 −9
「暴走する「世間」―世間のオキテを解析する」佐藤 直樹 (著)
* ケイタイ、スマホが子供、若者を駄目にするわけ
以前、繁華街でTVレポーターが若者に何か質問をしたところ、やおらケイタイを取り出し、
友人に連絡をして、その友人の言葉を鸚鵡返しに答えていたのには驚いた。考えようとせず、
反射的に誰かに聞いて、その場を繕っている現代の若者の姿が、そのまま現れ出ていた。
それが今ではスマホで検索すれば答えが瞬時に出てくる時代、便利さが、考える能力と
自立心をそぎ落としている。 ー以下の指摘が、まさに、言当てている!
≪ アメリカでは、子どもにケータイをもたせることは、子どもの自立を妨げるのではないか
という議論がある。アメリカの社会学者タークルが、つぎのような興味深いことをいっている。
<かつては、たとえばニューヨークの繁華街に初めて自分だけで行くとか、地下鉄に一人で
乗るとか、ボストンの街をどこまでも歩いていいという許しをもらうとか、都会の子どもが
そういう経験をするとき、その子にとっては「自分だけが頼り」だったわけ。自分がただ一人で
すべての責任を負うわけですから、何か危険なことや恐ろしいことが起こっても、自分で
身の振り方を決めなければなりません。 人は、どこかでそういう経験をし、そこで湧き起こる
感情と闘う術を学んでいかなければならない。どんなことが起こったとしても、状況を打開
できるかどうかは自分次第だったのです。
しかし携帯電話の登場以来、子どもがこういう経験をして理屈上は一人であっても、親が
ずっとそばにいるという不思議な状況が生まれています。また子ども自身も、自分が一人では
ないと感じているのです。また、携帯電話は、このような状況を作り出しているわけです。
子ども一人では心もとないだろうと思われる場面で親が見守っているという経験をさせることは
可能になりましたが、自立の時を遅らせているだけだともいえます。
(タークル「技術を本来の役割に」より)>
ケイタイによって、親が子どもとずっと一緒にいるという状況が生じ、子どもひとりやらなければ
ならないことが阻害されるというのだ。「ひとりでいてもひとりじゃない」状況は、自立を妨げる
ということ。 ≫
▼ 重大な岐路に立たされると、直ぐに電話がかけてくる男がいる。重大な岐路であるほど、
担当と議論を重ねて自分独りで熟考すべき時に、身近な人に判断をあおごうとする。
関西で、子どもが誘拐され殺害されたとして、何で北陸の学校が送り迎えを集団でしなくては
ならないのか?変なのは分かっていても、それを声高々に言えない。戦勝国のアメリカから
与えられた自由民主主義の弊害である。そして、次がネットである。これにプチ世間が結び
ついた弊害が、青少年だけでなく、成年まで変にしている。情報化社会になるほど、個人の
教養のベースが必要になる。その基盤がないため「IT世間」が、個人の内面を縛り付ける。
恐ろしいかなである。 私も、その犠牲者? でも、面白い時代である。
・・・・・・
4626、閑話小題 ー今度は絶食系男子!
2013年11月15日(金)
* 今度は絶食系男子だと!
草食系男子、肉食系女子が話題になっているが、今度は「絶食系男子」を、NHK番組で
紹介していた。彼らは女子に興味がなく、将来も結婚するイメージが出てこないという。
別にホモ系でもない。女性と付き合ったことがない若者が45%いて、男の2割と女1割が
生涯独身。2030年には男の3人に1人、女4人に1人が生涯独身になるという。
アラフォーや、アラフィーの独身男性が「現在の収入や、独り身の気楽さを考えると、
結婚に躊躇」とインタビューに答えていた。それにしても絶食系男子のネーミングにビックリ。
本来、男は「絶倫系男子」だが! ある小話に「月は雲間に隠れたし、貧乏人の俺等には
何の楽しみも無いし、(女房)おや、お前さん今夜もかい!」がある。 情報化の時代、
面白いことが山のようにある。お金もないし、敢えて束縛されることもないし、面倒!
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11月15日(土)
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