ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4991,暴走する世間 −7
              「暴走する「世間」―世間のオキテを解析する」佐藤 直樹 (著)
   * なぜ日本の男はマザコンなのか
 世間が、そのまま家庭に入り込んでいるため、そこにあるのは甘えの構造。
その延長を男は、酒場の女将に「ママ」として求める。マザコンは、どこか乳離れしない
母子関係の名残。 ーその辺りからー
≪一般に日本では、恋愛が恋愛として完結しない。恋愛関係はいずれ壊れるか壊れなければ
「母子関係」に移行するかのどちらかになる。奇妙なことに、日本の家庭で夫婦がお互いを
よぶときに、「ママ」「お母さん」や「パパ」「お父さん」がつかわれる。子どもが親をよぶときの
名前が、そのまま夫婦の呼称になっているのだ。これは、そもそも夫婦がお互いに個々の人格
として向き合っているのでなく、あくまでも子どもを媒介として向き合う関係を示している。
そして面白いことに、飲み屋のおねーさんや、バーの「ママ」、クラブの「ちーママ」も「ママ」。
つまり夫の場合、家庭の外に複数の「ママ」が存在することになる。妻に家庭外に「パパ」が
いることもあるかもしれないが、それは、愛人関係など特殊な場合だろう。妻にとっては、
家庭での「パパ」は、ただちに「父子関係」を意味しない。だが夫にとっては、家庭内外での
複数のママとの関係は「甘え」の関係であって「母子関係」を意味する。ようは、男はいわば
複数の「家庭」をもってることになる。さらに夫の側が、家庭は「癒しの場」や「憩いの場」だと
いうときには、根底にはこの「母子関係」がある。つまり、自分が癒される場所、憩える場所
だと考えている。しかし妻の側にとって、家庭はあくまでも「夫を癒してあげる場所や、夫を
憩わせる場所」なのである。そこにある癒される自分のちがいは決定的である。・・  
阿部さんは日本では、西欧のような「個人の時間意識」ではなく、「共通の時間意識」
があるため、母親と子供の関係も、母親が90,70歳でも、息子は息子であり、
いくつになっても、母と子の関係が続く。 ≫
▼ 日本の夫婦間の喧嘩で常に妻から出る罵声、『マザコン!』。外向きは亭主が上だが、
 内情は、妻のほうが上位にある。これは「母子関係」が、知らぬ間に夫婦間に移行したため。
私など、マザコン、ファザコンの上に、4人の姉の存在もありシスコンが加わる。これが悲しい
かな大家族の末っ子の宿命。家の中は「憩いの場」は一切なく、常に緊張をした「集いの場」で、
無言で大人しくするしかない。そう自分とは、家庭内の他者と、家庭外の他者から、
形づくられていることが分かる。健全な家庭こそ、全ての基本になるが、ファザ、マザ、シスコン
の歪んだ私が健全の家庭をつくってきたのだろうか?
ところで健全な家庭って存在するのか? 程度の問題? 
マザコンとファザコンが絡みあった二人が家庭をつくるのだから、それは大変なことである。
・・・・・・
4624, 夫婦格差社会 ー1
2013年11月13日(水)
 『夫婦格差社会 - 二極化する結婚のかたち』橘木 俊詔 (著), (その他)
図書館の中公新書のコーナーで、この本を手にとって、てっきり夫と妻との格差と思った。
私など今では妻との立場が逆転、家内の家に年金を収めて住まわせてもらっているよう。
ママ(ババ)リッチ、パパ(ジジ)プアーである。 ところが、これは家庭間格差の問題。
現在、パワーカップル(夫婦共に医師などの高学歴・高収入世帯)と、ウィークカップル
(非正規労働同士の低収入世帯)の二極化が進んでいる。嫌な話だが、学生時代の
欧州旅行で知り合った友人たちの相手は、誰もがつり合いのとれた?家庭環境で、
間違えてもシンデレラ物語の相手でない。病院で、医師と看護婦の職場結婚が案外
少ないのと同じである。医師同士か、その収入レベルの出身者になる。女性の選択基準は、
学歴と、所得、家の資産状況、そして容姿になる。まずは互いに釣りあった条件の相手を
求めるのである。 卒業間近に「学生時代に伴侶を見つけるのが最良」と気づき、半年の間、

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11月13日(木)
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