ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4990,暴走する世間 −6
{暴走する「世間」―世間のオキテを解析する}佐藤 直樹 (著)
* 家族の解体の原因とは
< 日本の「家族」は、世間様の「贈与・互酬の関係」の共同幻想に侵食されていて、
元もと解体されていた> という論旨は、身近を見れば納得できる。特に世間に生きる
女性の場合、連添いで人生が大きく変るため、「贈与・互酬の関係」にシビアになり、
相手も商品と同じ?ように選定する。 ーその辺りからー
≪ 高度消費社会がもたらした「過剰商品化」によって、なぜもかくも、やすやすと家族が
解体されたのか、それは、一部例外を別として、日本には市場原理に対抗できる近代家族、
愛情原理が存在しなかったためである。この家族の解体に大きな役割を果たしたのが
「世間」であった。その本質は共同幻想だが、ある場合には社会を意味し、ある場合には、
親族や家族を含むという、極めて曖昧な共同幻想である。 世間体が悪い、という世間とは、
「公」であるが、日本では家族もまた「公」と考えられるので、ヘーゲルのいう愛情原理で
構成される家族と、市場原理で構成される対立は存在してない。
家族は「世間」という共同幻想に侵食されていて、高度資本主義=高度消費社会によって
「解体」されるまでなく、あらかじめ「世間」によって、解体されていたのである。 ・・(略)
日本の夫婦には愛情がないためなのか?たしかに男女の恋愛はない。
恋愛は、個人の存在を前提とし、しかも二人の間が平等であることを前提にするが、「世間」
の中では、男女の間でも「平等な個人」は存在しない。「世間」には「目上・目下の関係」
という差別性原理があって、さまざまな男女差別は、これから起因しいている。
例えば、夫婦茶碗や夫婦箸が、夫用が妻のものより大きい。日本では男女間の愛など、
もともと信じてなかった? 日本の家族愛が建前、「滅私奉公」になっているが、日本の
「愛」は、「贈与・互酬の関係」があるため、どこかで見返りを求める「愛」となる。
日本人は何か親切にすると、「お返し」を求めるから、ボランティアと行為が、広まらない。≫
▼「世間」という共同幻想は、知らないうちに、「愛」や、「家族」のベースに大きな影響を
与えている。 そこには、「目上・目下の関係」の差別性原理があって、少しでも弱点を
みせると、襲い掛かってくる。それに動じないためにも、その本質を見極めてないとウツに
陥る。その防御には、ただボ〜ッした「ぼんやり」の時間と、長年かけた教養が必要になる。
家族の解体の流れ、家族、核家族化、個族化は止まることはない。それを暴走する世間
が加速させているとすると、ただ事でない事態である。日本は国家として下り坂になった。
・・・・・・
4623, 閑話小題 ー創業当初の営業担当の年賀欠礼の葉書
2013年11月12日(火)
* シネマ・人間資金
シネマの『人間資金』が期待してなかった分、良かった。邦画で90点は、私としては
高評価。内容といえば、「実は噂のM資金が存在しており、日米の選ばれた人たちで
運営されていた。それも人類の発展のためが建前。日本の戦後の復興資金にも
貸し出されていた。しかし米国の責任者が、それをファンドで、自分たちのために利用
しようとし、日本の責任者と対立する。その一部の資金で情報端末を某国の国民の
多くに配布、それが国民に有意義に使われて、理想像に近い国家になっていた。
しかし、それを良しとしない米国の責任者が、その国を攻撃しようと企らむが、ギリギリの
場面で、国連の壇上で、個々の国民の生の映像が次々と流され、その企みを阻止する」
というストーリー。もっと、欲と欲の中での生々しいと思っていたが、最後は
ヒューマンストーリー。こういうのも、良いのだろう!
* 創業時の営業担当の、年賀欠礼の葉書
実務で創業を始めて40年になるが、10年ほど前から次々と年賀欠礼の葉書が届く
ようになった。昨日は、35年前に実家の商業ビルを建替えた淺沼組の新潟営業所長
だった牧野さんの奥さんから、年賀欠礼の葉書が届いた。3ヶ月前の8月2日に、
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11月12日(水)
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