ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2050年の世界 ー13
「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
* 第十二章 グローバリゼーションとアジアの世紀 ーのまとめ
・『エコノミスト』誌グループのシンクタンクであるエコノミスト・インテリジェンス。ユニットは、今後の世界経済を
おおまかにいって三つのシナリオに分けており、そのうちのひとつ、コントロールされたグローバリゼーションの状態で
進むと考えている。リーマンショックや欧州危機などによって、市場主義に対する警戒から政府は一定の規制を
グローバル化に対して課してくるが、市場は開かれている状態だ。
・"後戻りするグローバリゼーション"というシナリオでは、不穏な空気の中で保護主義の気運が高まると見ている。
先進世界の大半で、経済の弱体化と高失業率が不安を生み、保護主義をあおる。これにより、"コントロールされた
グローバリゼーション"という基本予想と比べると、2010年から2030年の世界の年間成長率は数パーセント削られ、
この期間全体では世界の生産高が大きく落ち込むことになる。
・シナリオの三つ目、"凋落したグローバリゼーション"は、1914年から1945年の縮小の時代に似ている
(グローバリゼーションに背を向ける)。もしこれがふたたび起こると、成長に悲惨な結果をもたらすだろう。
世界の成長率は年率約1%にまで低下し、ひいては世界全体のひとりあたりの所得も減少する。
最も大きな打撃を被るのは新興市場、なかでも最貧国だろう。
・一番蓋然性の高い最初のシナリオで考えると、最も重要な地位を世界経済で占めでくるようになるのはアジアの経済で、
2050年には、世界の半分がアジア経済となる。
・しかし、その中で日本は相対的に、急速にプレゼンスを失っていく。2010年には、世界経済の5・8パーセントを
占めていた日本のGDPは、2030年には、3・4パーセントになり、2050年には、1・9パーセントになる。
経済成長のスピードも西ヨーロッパを下回り、今後40年を通して、1・1から1・2パーセントで推移する。
その結果、2010年には、アメリカの七割あった日本のGDPは、2050年には相対的に58・3パーセントまで低下する。
・今後40年間にひとりあたり実質GDPが最も大きく成長するのはアジアの発展途上国(4・7パーセント)で、サハラ以南の
アフリカ諸国(4・4パーセント)、中東と北アフリカ(3・9パーセント)がこれに続く。ラテンアメリカ(3・3パーセント)と
東ヨーロッパ(3・2パーセント)は、新興市場地域の中で最も速く成長する国々に後れをとる。
▼ 「アジアの人口は現在6割を占めているので、平均に近づくだけ」ということができる。それにしても、日本の
見通しは悪い。2010年には、世界経済の5・8パーセントの日本のGDPは、2030年、3・4パーセント、2050年には、
1・9パーセントというから、惨憺たるもの。若者が将来に夢がもてないのも理解できる。今までが良すぎたと
割り切れない問題である。 アジア開発銀行のアジア経済を展望する報告では、中国やインドが順調に成長を続けた場合、
GDPに占めるアジアの割合は現在の27%から52%へ。中国は20%、インドは16%。日本は現在の約9%から3%程度に
低下するが、アジアの需要を取り込み、1人あたりGDPは3万ドルから8万ドルに増えると予測している。
それもこれも、あくまで予測。3万ドルの半分と思ってしまうのは、悲観的すぎるか!
・・・・・・
4209, アラン 幸福論
2012年10月04日(木)
『アラン 幸福論』 合田正人著
アランといえば幸福論で、まず思いつく人。幸福論と言えば、スイスのヒルティ、イギリスのラッセル、アランの幸福論など
「世界三大幸福論」があげられる。アランのそれは93の断章からなっていて、かみくだいた、「幸福小咄」「幸福のコラム」
といった軽いもの。とはいえ、ちゃんとした哲学に関するもの。かれの幸福論は、観念論というより、あくまで日常生活に立脚して
幸福への指標を導き出した文学的にも優れたものとして読まれてきた。アランは、「人は誰にでも幸福になれる」そして
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10月04日(土)
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