ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4923,パワレルな知性 ー1
* 価値の遠近法 『パワレルな知性』鷲田清一著
鷲田清一の「価値の遠近法」が面白い!
ーネットによるとー
≪ 「価値の遠近法」は、あらゆる事象・物事を次の四つに分けること。
① 絶対に必要なもの、失ってはならぬもの
② あってもいいけどなくてもいいもの
③ なくてもいいもの
④ 絶対に不要なもの、あってはならないもの
彼は、これが上手に仕分けられる能力を「教養」と呼び、その重要性をいろいろ示す。
「価値の遠近法」は、それぞれ自身の価値観を明示的にする効果がある。
四つに仕分けることで、「何を大切にしたいのか」を自らに問い掛けることになるからだ。
自らの価値観を知ることは、自己理解の最も重要な要素。当然、人によって仕分け方は違うため、
自らの仕分け方と他者のそれを比較し、違いが起きた理由を探ることで、他者を理解する
きっかけになる。
「価値の遠近法」を実践していくと、ある「真理」に気づくという。
「大事なものほど、仕分けづらい」「重要なものほど、答えがない」という真理である。
いま大きな社会問題になっている原発推進の是非を問う論争が、まさにこれ。
推進派と即時廃止派、さらには漸減派、一旦凍結派等々、議論が百出する。
「何を大切にしたいのか」を巡る論争には、唯一絶対の正解などない。
さらにこの問題を突き詰めてみると、わたしたちは、正解が見えないものに、とりあえずの解を
出さないと前に進めないことにも気づく。
私たちは、不確定要素に満ち、偶然に左右され、先行き不透明な問題に囲まれ生きている。
わからないもの取り囲まれて、わからないままベストの解を出すことを迫られている。
国の経済政策も、企業の経営戦略も、個人のキャリアも、構造は同じなのだ。
こういう問題に直面して、「価値の遠近法」を使って、よくわからない問題を仕分けていく時に
必要なポイントについて、「ようわからんけども大事!という勘がはたらくか」
「わからんことに囲まれていても、なんとか切り抜けていく」野性的な思考が必要という。≫
▼ <「右下がりの時代」は、社会が‘まとも’になっていくためには悪いことではない。
右上がりの時代には次に何を手に入れようかと考えていたわけだが、下がっていく時代には
「何をまずあきらめるか」を考えざるをえない。私のいう「価値の遠近法」を、嫌でも頭に入れて
おかなければならない>とあるが、老いていくことは、不要なものを捨てていくこと。
「価値の遠近法」の④、③、②と、一つずつ捨てて、①に絞ること。そのために教養が必要になる。
今さら遅いかどうかは、その人によるが・・ 「お金は、②、いや、①?」
――――
4556, グレートジャーニーから見えてきたことは ? ー1
2013年09月06日(金)
* 追われ追われて南米最南端 「新潮45ー6月号」ーたけしvs・関野吉晴の対談ーより
冒険家が人類の移動の跡を辿って見えてきたのは、「人類の弱者が、より悪い環境の地に
追い込まれて、その繰り返しの究極の地が南米最南端パタゴニアであった」ということ。
アフリカから追われ、その移動先で落ち着くと、その中の弱者はまた弾き出される。その積み重ねが、
アフリカから南米の最南端までの人類の軌跡であった。その過程で生き延びる知恵こそ、
弱者の知恵になる。その過程で彼らは進化したかというと、そうではない。北アフリカと欧州に留まり
闘い続けた人間が、文明の基礎を作りあげていった。逆に、エスキモーとか、南米インディアンは、
逃げることで、生き延びていった。弱者には逃げるしかない。
この切り口で人類の歴史を鳥瞰してみると面白い! 僻地の人間は、そのためか優しい。
ーその辺りから抜粋ー
《 たけし〕しかし、六万年前に人類がアフリカから移動していって、世界中に広がったルートを
逆に辿る発想は面白いけど、ずいぶん無茶なことをしましたね(笑)。
関野〕 確かに逆ルートは無理があります。やっぱり人類は逆ルートで移動しないことが、
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09月06日(土)
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