ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5859,閑話小題 〜何だこれは?
いた。ホテル4棟の平均年齢も25年になっており、引き時と見ることができる。
ここで、三つの震災などの外的要因を別にして、
「この事業、何処で間違えてしまったのか?」という問いを立ててみる。
◎ 首都圏から新幹線2時間圏内の駅前ホテルの客室需要が数分の一に
落込む予測が出来なかったのが大きな原因。
◎ 更に企業の営業活動のあり方が、この20年間に根底から変わった。
20年前のバブル崩壊と、ソ連・東欧の崩壊で東西の垣根が無くなり、
グローバル化が日本の国力を根こそぎ奪ってしまった。その意味を捉える
ことが出来ず、思い切った方向転換を出来なかった判断ミスが次の要因。
◎ それに加えて1995年にマイクロソフトが、ウィンドウ95を発売、
パソコンが飛躍的に使いかってが良くなり、爆発的に普及した。
それにネットが結びついたネット社会が現実社会の上位に出来てしまった。
これで、ビジネスのあり方が根本的に変わってしまい、経済も社会も、
スピードと変化が激しくなり、それが資産デフレと物価デフレをもたらす。
◎ 首都圏と地方という経済と社会の関係が、首都圏と東南アジアとへシフトが
変わっていった。そのため、日本の地方の力を大きく削いでしまった。
それにリーマンショックと、東北大震災が重なり致命的大打撃になった。
ー 以上を、簡約すると、
* 20年前のバブル崩壊の影響が、ここまで日本を弱体化させる
重大性が理解できなかったこと。
* 資産デフレと、物価のデフレが、これほど長期に続くと読めなかったこと。
* 情報化で、ネット社会が現実社会の上位に出来上がり、経済・社会を
根こそぎ変えたスピードが、ここまで早いとは。要するに、バブル崩壊と
情報化がもたらす影響の大きさの読みが甘かったこと。
30年前は新潟駅に新幹線がオープン。新潟駅周辺は活気に溢れていた。
しかし10年後のバブル崩壊で、20の都市銀行も三行になっていった。
時代の激変がもたらす影響を理解できず、バブル後に、さらに客室数を増加。
これが最大の間違い。間違ってなかったとしても、それも時代の大津波が
襲って破壊しているだろうから、どこで間違えたのだろうか?という問いが
間違えていることになる。 継続しているじゃないか?というが、
良くて半分、悪いと五分の一。 これに原油高に、消費税のアップ。
・・・・・・
2011年03月31日(木)
3657, つれづれに
私にも大きな試練と転機がきた。65歳ということか。
毎日が、原発事故の悪化を示すニュースである。本格的な恐慌へ一歩
踏み込んだようだ。 今日は、ホテル開業30周年になるが、・・
違う意味でのメルクマールになる!偶然だが、去年の下の文章が身に沁みる。
03月31日(金)
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