ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5858,物語で経験する「生老病死」 −6

       <老いの風景 ー物語で経験する「生老病死」〜石光勝(著) >
   △ 4S主義の応用で、旅行先を決める
  強みに帆をたて、風に従い船を勧める。これが人生にもいえる。
 4S主義をライフワークの「秘異境ツアー」に応用すると、以下のとおり。
1・スぺシャリゼーション(特化・絞りこみ) 
  = アフリカ、南米、インド大陸とか、当初は日本から見て秘異境、欧米圏
 の外側に、絞りこんできた。現在では重点を欧米圏に移行したが、もう南米、
 アフリカ、中東などは無理。
2・シンプリフィケーション(単純化)
  = 行先をシンプルなゲームとみたてる。一点豪華主義で、国内旅行と
 国内レジャーを捨て、シンプルに秘異境ツアー先の「至高体験」を目指す。
3・スタンダゼィーション(標準化)=30〜40万×2人×年2回の150万の予算
 をたて、シーズン際のエコノミーの格安を狙い目にする。10回を超える頃から、
 決行手順の標準化が出来てくる。
4・セグメンテーション(絞りこみ)
  = 趣味を‘ツアーゲーム’に集中。日常が比較的自由の装置産業の強み
 を生かし、新聞・雑誌の広告、旅行代理店から送付のパンフレットから行先を
 絞りこむ。 地球を碁盤目に見立て、行った先の狭間を埋めていく。
 思いきって行った僻地近くを狙い「線」にして、その後の三角点で面にする。
・例えばスペイン。「マドリッド・トレド・バルセロナのコース」の次は、
「南スペイン・アンダルシア」を、三点目が「北スペインの巡礼ロード」に。
・北欧だったら、「トロムソのオーロラ」と「北欧4国の旅」の次に、
「アイスランド」と。
・南米は、「ブラジルのイグアスの滝と、リオのカーニバル」の次に、
「ペルーのインカの旅」。「ベネゼーラのテーブル・マウンテン」、
そして「南米南端のチリ、アルゼンチン」と埋めていった。

尤もらしい理屈を並べなくとも、回数を重ねるうちに、自然と、そうなる。
一線から離れた気分気ままよりも、様ざな問題が重なっていた極限状態で、
極限の地に行けばこそ感動が大きく、至高体験になる。要約すると、何事も
<特化し、単純化し、標準化し、その時点ごとに対象を絞り込み、集中する>
 問題は、その引出しと、中味。 その為には… ?

・・・・・・
5493,幸福に死ぬための哲学 ―池田晶子の言葉 〜@
2016年03月30日(水)
    『幸福に死ぬための哲学 ―池田晶子の言葉 ー』池田 晶子(著),
               NPO法人わたくし、つまりNobody (編集)
 池田昌子は、青少年や女性向に簡潔に哲学について、語りかけるような
文章が支持を受けた人で、生前に書かれた本は、ほぼ読んだというより、
手に取った。簡易であればあるほど内容は奥深い。この切り口は、壮年、
老年向き。次回からは、各章のテーマを取上げるが、今回は総論の紹介。
  〜アマゾンの内容紹介〜  ー死の問題は哲学の究極のテーマ。
《 悩むな、考えよ。混迷の時代を照らす、ゆるぎない言葉がここにある。
 日常の言葉で哲学の核心を伝え、「哲学エッセイ」という新たな分野を拓いた
池田晶子。累計30万部のロングセラー『14歳からの哲学』をはじめ、その著作は
没後の今なお、人生を真摯に考える読者から熱い支持を受けて読み継がれている。
本書は、池田氏の著作の中から、目まぐるしく移り変わる時代の中で、私たちが
物事を正しく考え、よりよく生きるための指針となる言葉を11のテーマ別に精選、
1冊にまとめた「言葉集」です。時を超えて変わらない真理と、人の世への
洞察にみちた池田晶子の言葉を、今こそぜひ味わってください。
 -- 〜アマゾンのレビューだが、どれも含蓄がある。‐‐
☆ 2007年に病死した池田晶子さんの文章を「死」と「生」という切り口
からまとめた本。第1章では30人の哲学者、宗教者の「死」に関する見解を
紹介し、それに対する池田さんの考えを述べている。あくまで「死」という切り
口で、これら30人の偉人たちの思想すべてがわかるわけではないが、どういう

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03月30日(木)
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