ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5677、NHKスペシャル 自動運転 A
第十五章 バブルと景気循環のサイクル ーのまとめ
・バブルの発生期には、かならず、それを引っ張る新興産業がある。
十九世紀は運河と鉄道。1990年代はインターネット企業。
バブルは、新産業への投資として必要だとする考えもある。
・ただし、歴史を振り返ると、結局はバブルによって新産業に投資した投資家
よりも、消費者が得をする。 その分野がすぐに過当競争になり、価格が
引き下げられるからだ。
・2008年のリーンショック以来の最新のバブル崩壊によって、各国は債務超過に
苦しむようになっている。これは緊縮財政を呼んだが、しかし、それに耐え
きれない国民が政治的な反乱をおこし、不安定化が促進される可能性がある。
・しかし、この景気後退においても、物の価格は上昇に転じている。
これは、中国、インドという二大新興国がグローバル経済に組みこまれ、
成長の過程で、エネルギなどの需要をより欲しているためとする見方がある。
だとすると、現在は、長期の好景気の、とば口だと考えられる。
・日本型の鈍化した市場が、欧米などで長期間続く可能性がある。
・過去の実績のある株価を実績順に買っていくという成長株派の
モメンタム理論。本来は過去の株価の推移は将来の価格決定にはまったく
関係がないはずだが、それがおおむねうまくいくことの理由は、そうした
投資家が増えることによる割安株派のバンドワゴン効果がある。
・しかし、このモメンタム理論は、バブルの崩壊など経済に断層が生じると、
巨額の損失を被ることがある。
・株式市場の投資家には企業に成長要因を見つけて投資する「成長株」派と、
過小評価されている株を買う 「割安株」派のふたつがある。成長株派は、
1990年代後半のITバブルのように、強気市場の最も勢いのある段階に関わる
ことが多く、割安株派は、経済が景気後退を抜け出すときに実力を発揮する
ことが多い
▼ 40年先のバブルと景気循環のサイクルを論じること自体が、土台無理。
20世紀前半の第一次大戦、世界恐慌、第二次大戦、の一連の変動期と、現在を
重ね合わせると、1933年辺りになる。とすると、第二次世界大戦が始まること
になる。時代はバブルと崩壊、そして精算の戦争が、大小生じて流れていく。
20世紀前半は、欧米の中で、欧州から米国へのエネルギーの移動であったが、
今度は、アメリカから中国、インドなどアジアへの移動になる。
09月30日(金)
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