ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5627,お金に強くなる生き方
後半は、世界的経済混乱(世界的株安、ドル:ユーロ安、穀物などの高騰)、
その序曲がこれ!
 ・・・・・・・
3425, iPad 対 キンドル ー2
2010年08月11日(水)
『iPad対キンドルー日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏』西田宗千佳著
  * ソニーは、ハードの強みを狙う 【 以下は、要約である 】
 2008年、2009年に、eBookリーダー市場で売れたのはキンドルだけではない。
二番手として活況を呈したのはソニーである。アマゾンが、これまでの電子書店
のネット窓口から直接、端末のキンドルに送信するシステムを強みにしたのに
対し、ソニーは、版権を持っている出版社に目をつけ、契約することした。 
契約社会のアメリカでは、著者と出版時に契約を交わす。
契約に際しては、「出版だけに限らずオールライトを取りにいくのが基本」
だから、デジタル化に関しても、許諾を出すのは出版会社だけでいい。 
出版会社との交渉だけで、一気に大量の書籍のデジタル版について、販売権を
確保できる。 この原理は出版だけではなく、音楽、映画に関しても同じことが
いえる。そのためアメリカでは、音楽・映画配信が、日本より格段に進んでいる。
ソニーの強みは「ハード開発」である。キンドルとの最大の違いは、通信機能を
使って、新聞や雑誌を講読できる点である。更にアマゾンと敵対関係にある大手
小売店チェーンと組んで、一番売れそうなコーナーなどで売ることも強みになる。
アマゾンのキンドルは大手流通の店頭では売られてない。 何故ならアマゾンの
ネットで販売されるからである。その盲点をソニーがついたのである。キンドル
がブームになり、その商品を見たくなり店頭に行っても、そこにはない。そこに
あるのはブランド力のあるソニーの商品とあれば、それを手に取ることになる。
さらに他のコンテンツが利用できるとあれば、顧客は、それに惹かれるのは当然
のこと。アマゾンが「オンライン」で攻め、ソニーは「店舗」で攻める戦略。
2009年までに累計100万台以上を売ったという。去年までに、キンドルは200〜
300万台を売ったと推測されるという。そこにマックがiPadで割り込んできた。
何と一ヶ月で100万台を売ったというから、その凄さには驚かされる!
それは次回になるが・・・

08月11日(木)
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