ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383932hit]
■5628, お金に強くなる生き方 〜②
【お金に強くなる生き方 〜佐藤 優 (著)】
* 金融資産1億以上は、2・5%
以前にも書いたが、日本の富裕層(一億以上の金融資産家)は2・5%=
358万人という。紀元前のギリシャでも、現在のアメリカでも、支配層が3%、
中間層が30%、下層階級が67%の割合は変わらないという。資本主義国の
優等生の日本では、一億円以上の金融資産がトップ層の目安になる。
年金生活に入って、今さら渇望するほど欲しいものもないし、日常の生活の
楽しみを良しとして淡々としているだけで充分。10億、100億あったところで、
使う意欲もない。 反面、日常生活でのお金の有難さは、強く感じている。
700万円位までは幸福度と比例して右上がりになるが、その辺りから、収入
増加に比例しなくなるという。 ということは、日本では公務員の平均給与が、
600〜700万辺りのため、高給取りの部類になる。 ならば、公務員になって、
大人しく生きることが一つの模範かも。アメリカでは、7割の人が「自分は幸せ」
と思っているという。何か変と思うが、これが事実である。 〜その辺から〜
<3分1の世帯が貯蓄率ゼロでありながら、全世帯の貯蓄平均値が1000万以上。
これは何を意味しているか。とんでもない金融資産を増やしている世帯がある
ためである。 大多数の日本人はさほど賃金が上がった実感がなく、物価上昇
だけは感じているというのが現実。反面、ポルシェを買っていく人も多い>
▼ 都会サラリーマンの退職者に、2千万以上の預金を持つ人が多い。
それに比して、地方は、親から引継いだ商店を潰して、夫婦して国民年金で、
預金がゼロに近く、何とか生活している人が増加している。地方格差の問題で
ある。とはいえ、今のところ、生活費を切詰めれば何とか生きていける。
リタイア後の生活で、お金を使わなければならない場面が圧倒的に少ない。
その上に、酒などを切詰めれば、年金内で、生活が出来ないことはない?
娑婆は良いように出来ている。持った額だけ、それがパワーになることも
現実である。「金持ち、金をつかわず」である。使う必要がないためである。
・・・・・・
5263,ホモ・サピエンスの誕生と、生き残り
〜地球大進化46億年 ー⑤
2015年08月12日(水)
ー「NHK 地球大進化 知られざる“生命の星”の秘密」ー
* ホモ・サピエンスの誕生と、生き残り
最後まで残ったネアンデルタール人と、私たちホモ・サピエンスの差が、
複雑な言語を操る能力の差であった。 これは、現代社会の人間の能力にも
当てはめることが可能である。人間にとって最も重要な能力は、これである。
とすると、現代では情報端末を使いこなし、欲しい知識を得て、知恵に変える
能力=インテリジェンスになる。それが、そのまま、能力格差につながる。
今では、ネット社会が、現実社会の上を覆ってしまい、それが現実を左右
する時代になってきた。IS(イスラム国)などは、その典型事例といえよう。
ネアンデルタール人として、死滅するか。ホモ・サピエンスの次世代の人間
として生きるか?それぞれが大きな分岐点に立たされている。〜その辺りから〜
≪ ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの間に横たわっていた大きな溝、
それは複雑な言葉を操る能力の差。もしネアンデルタール人が現在に生きて
いたらいつも会話をしている私たちの姿はとっても奇妙に見えたことでしょう。
言葉を獲得したホモ・サピエンスは、その能力を最大限に役立てました。
狩猟民族は言葉によって緊密な連携プレイを取り効率よく狩りを行っている。
そして狩りが終わった時、改めて言葉の果たす大切な役割が分かります。
その日の狩りを皆で振り返る時、言葉がさらに交わされます。
大人同士は狩りが失敗した理由を考え、新しい工夫を話し合います。
大人の会話を聞いた子供たちは狩りの技術を学んでいきます。
私たちは自らの経験を言葉で仲間や子供に伝えています。言葉を持って初めて
[5]続きを読む
08月12日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る