ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5580,閑話小題 〜まさか、離脱派が勝つとは!
 まずは、家柄などで絶対的な差がつき、就職時の時代背景が良し悪しが大きく
一生を左右し、男社会の中、男か女かでハンデがつき、老歴期までの準備の蓄積
の格差がつく不条理を著者は述べている。何度か書いたが、選りすぐり前の
最終の中学校の同級生を見ると、その時の成績順が、人生の生き方を決めている。
一番が慶応大教授、二番がレコード協会専務理事、三番が・・ そんなことは、
この齢になると、どうでもよい。冷静に考えてみると、元もと格差があったが、
街中の学校区ということで集まっていただけ。地元には新潟大学の付属の
小中学校もある。学校、医者、弁護士などの先生の子供や、大手企業勤務の
子供が行く学校。子供なりに、腑抜けたイメージと嫌悪感を持っていた。
最近になって知ったことだが、私の卒業した中学校にわざわざ越境していたと
数人から聞いた。それほどの学校ではないが、振り返ると、それなりの素材が
いたようだ。 次に、社会人への転換期の時代背景も大きい。私の学生時代は
東京オリンピックが終わり、高度成長期の真っ只中であり、夢さえ持てば
チャンスが幾らでも転がっていた時代だった。歴史的にみて黄金の時代。
もう、あのような急激な右上がりの時代はない。歌謡曲は時代を表すというが、
次から次へヒット曲が生まれた。 ところが現在は卒業の学生の四分の一が
就職できない時代の巡り合わせ。不条理である。そうこう考えると、両親の
質と良好の関係と、時代背景と、男女差で、大方が決まるという不条理がある。
その不条理を撥ね退けて成長するには並大抵の努力と幸運が必要。秋葉原と、
先日の広島のマツダの無差別殺人は、これらの不条理が本人に覆いかぶさった
結果である。 一つ間違えると、二度と日の目に会えないのが現実である。
結局、教育は自分が教師と生徒の役割をバランスを持って果たすことだが。 
現在ネットという世界ができた。これが果たして、不条理を乗り越える役割
とチャンスを与えることになるだろうか? 運命と宿命が人生を決定する。

06月25日(土)
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