ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5576,突然、余命宣告を受けました ーD
その知性によって増していくのであって、根っこが悪すぎると知性が悪用
されてしまいます。それでは、その根っこはどこから生えてくるのかとよく
考えるのですが、やはり子ども時代にイヤというほど愛された人というのは、
どこか人間の善意というものを当たり前と思い、その存在を信じています。
善意が当たり前だということは、感謝が足りないと見えることもあるかもしれ
ませんが、本人も他人に当たり前に善意を示して、感謝を求める気がないのです。
逆に他人からはっきりと悪意を示されると、びっくりします。けれども少々
意地悪をされていても、そんなことがあるわけないと思うから気がつかない。
なんだかいじめられていても、ちっとも感じない。そのうちに、いくら
いじめても面白くないから仲間に入れてしまえ、ということになって、人間関係
がうまくいきやすい。これと正反対に、子どもの頃からいじめられるのが当たり
前だった人は、世の中の人は当たり前に自分をいじめるものと信じています。
他人の物腰や表情の中に悪意を読み取ろう読み取ろうとしていますから、いくら
でも読み収にてしまう。 時にはニュートラルなことや、善意そのものさえ、
「私を利用されている」「最初に喜ばせておいて、後でひっくり返そうとして
いる」と勘ぐったり、誰かにほめられたら、「後でひっくり返そうとしている
のでないか」など素直に喜べない。 】
▼ 子供の頃の経験は大きい。良いにつけ悪いつけ、自分の根底が、それに左右
されるということを意識して修正するしかない。それに役立つのが知性である。
だから自分で知性を磨くしかない。そのため、他人の話を聞き、本を読み続ける
こと。その結果、教養が培われる。 私のように多くの姉や兄の末っ子で育った
者は、善意も悪意も読み取る習性がある。常に人の間で緊張しているのは、
そのためである。ただ、何をしても最後は許されてきたため、何処か甘さが
付きまとってきた。私の場合、許される場が自分の居場所ということになる。
だから、長女系の優しそうな人に惹かれる。スナックや、行きつけの喫茶店に
通うのは、母なる癒やしを心の奥に求めているケースが多い。
06月21日(火)
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