ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5402,グローバリズムという病 ー②
暴露記事で翻弄する構図は、テロに酷似している。アメリカの銀行は、そのため
戦々恐々。 面白い時代に入ったものである。そういえば朝日川柳に
「尖角のビデオかわいくなる暴露」 があったが、その言葉通りになるか?
それとも国家権力が動いて闇に葬られるか?その動きの方が注目した方がよい。
* ハワイとフィジーとニューカレドニア
この夏にニューカレドニアに行ってきたが、そこはフランス領である。
20年近く前に近くのフィジーに行って、その海と島の美しさに魅了された
ことが今回、南太平洋に行ってみる動機になっている。
太平洋といえば、他にハワイとニュージーランドに行っている。
・ハワイには三度行っているが、ここはアメリカ領の世界のリゾート地、
観光施設と、遊びのソフトが充実していて、何度行っても飽きることはない。
・フィジーは、どこにも統治されてない独立国。国全体がポレネシア系
フィジアンの暖かい空気が満ちていて日本人は直ぐに、その雰囲気が
気にいってしまう。 ノンビリしていて、現地人のまなざしが暖かい。
・ニュージーランドは英国系で、アメリカ系に近い雰囲気がある。
・これに対しニューカレドニアは、フランス領が色濃く、あたかも地中海に
いるような錯覚を覚える。若い人から見たら、それが良いのかもしれない。
円高の現在、チャンスがあれば海外ツアーもよいが・・
・・・・・・・
3190, 今年の読書の総括 ー1
2009年12月29日(火)
* 今年の読書の総括をしてみる。?
・まずは、川口慧恵の「チベット旅行記」である。知人に紹介されてさっそく
読んだが、期待通りに面白い。明治期に僧・河口慧恵がインドからヒマラヤを
大した装備無しに越え、身元が知れれば死刑になるチベットのラサに潜入し、
帰還するまでの旅行記である。 信じられないような苦難の中、信心が、それを
なさしめたのである。宗教とは、信心とは何かを、その体験を通して教える。
明治期に一人の僧の眼を通して当時のチベットの社会を目の当たりしている
ように感じられ、当時の世界に引きこまれてしまった。
これまで読んだ本の中でも印象に残る一冊。
・次に、内田和成著「仮説思考」が考えさせられた。仮説思考力とは、情報収集の
途中や分析作業以前にもつ「仮の答え」のことである。経験を積まないうちから、
早い段階から結論を出し考える訓練をしておくと、失敗も多いが学ぶことも多い。
そのプロセスで、仮説思考は進歩する。実際には、それしかないが、実際に
「仮説思考」と、目の前に突きつけられと、躊躇する。
・そして、共同幻想から、岸田秀の「唯幻論」を知り、また、茂木健一郎の
「脳と仮想」を読んでみた。茂木は、「サンタクロース」は存在するかという、
子供の切実な問いを、真正面に捉えて、「生きること、仮想すること」の
根本的な意味を論じている。 我われは、過去を振るかえると、現象は夢・幻
ということが、おぼろげながら分かるが、実際の生活の中では、その実感は
持てないもの。その論は、ゾロアスター教の経典にあったという。
般若心教の空即是色の論も似ているが。 ーつづく
12月29日(火)
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