ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4999,河合隼雄 ー私が語り伝えたかったこと 〜②
灯し、祈りながらそれがやってくるのを待った。その後姿に、著者は揺るぎない彼女の覚悟が
読み取れた。 そして、ある日、「問題は、すべて私の中にある。ガンを早期に発見できなかった
のは病院ではない。ガンそのものが、問題ではない。ガンは自らがつくり出したもの。
ガンは自分自身。誰も悪くない」と耳の疑うような言葉が彼女の口から飛び出した。
その言葉を境に、奥さんは大きく変わっていった。・・・ 激痛を乗り越える過程で受身だった
彼女は感謝の心に変わっていったのだ。そして余命半年といわれていた奥さんは三年生きた。
我われは老いの進行と共に、頭や身体は思い通りには動いてくれなくなる。
第三者から「ラ行の受身形」の言葉=《叱責、文句、虐め、騙し、裏切り、嫌悪》が、
未来の自分に投げかけられる可能性がある。 その都度、心が大きく揺れるようでは、
人生の平安はほど遠くなる。ラ行の受身形を転換し続けることで、すこし謙虚になった
ように思うという。文句を言われるのは、文句を言われるようなことがあったからと気づく。
そう考えると、自分の至らなさが見えてきたりする。そうすると、文句を言った人に、怒りでは
なく感謝の気持ちがわいてきて、嫌な人物がそうでなくなってくる。 今の私には嫌な人物は
一人もいないという。 単なる言葉遊びと思われるかもしれないが、やってみる価値は
十分ある遊びである。この遊びの素晴らしいところは、使っても目減りをしない。
使えば使うほど心は確実に成長し、その結果は微笑みという形をとって顔に
現われてくると、無邪気に信じてくるようになる。
ー
味わ深い内容である。 この続きも良いので次回に書く。 これは先日書いた
「要は、受止めかた次第」の具体例と考えるとよい。 その意味で、この文章に偶然出会った
のが不思議である。書いていて思い出したのが「もとは、こちら、そのままけっこう」である。
実際に現在抱えている幾つかの問題に対して言葉遊びをしてみたら、直ぐに「そんな問題じゃ
ないだろう」と、心(言葉)が噴出してきた。 しかし、「遊び、遊び!」と自分に言い聞かせ、
何度か言葉遊びを繰り返すと、あれだけ腹立っていたことが収まってくるから不思議である。
色いろな悟り方があるもの。
・・・・・・・・・
2787, 不況景色
2008年11月21日(金)
(字数の関係でカット 2014年11月21日)
11月21日(金)
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