ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4995,河合隼雄 ー私が語り伝えたかったこと 〜①
西洋的な見方は分別的知性であり、「分けて制する」、つまり主客を分別することで知の
成立を図る思考であり、そこから一般化、概念化、抽象化という体系が生まれ工業化
産業化が成功裡に展開される土壌になったと大拙はみる。他方、東洋的な見方は対置
概念を退け、主客未分化のまま「無分別の、分別」によって円融自在に全体を捉えようと
する知性である。西洋に真摯に向き合いつつ、論理万能の分断的知性の限界を大拙は
見抜いていた。ある時、弟子が「禅の話などアメリカ人に分りますか」と尋ねたという。
大拙は「君たちには分るのかね」と答えた。 大拙の本質に迫る話だと思う。】
 〜己の人生を振り返りと、「狭い世界の中で、浅い知識」を振り回して生きてきただけの
輪郭が見えてくる。    (字数制限のためカット 11年11月17日)
・・・・・・・・・
2007年11月17日(土)
2418, よく生きる −3          才ノヽ∋―_φ(≧ω≦*)♪
宗教の問題も、それぞれの人間にとって大きな問題である。日本人が平気で外人に
「私は無宗教」と言うと、腰を抜かさんばかりに驚くとか。多神教の風土が無宗教と言わしめる
のだろうが。しかし著者の次の内容は、宗教の必要性を解りやすく説いている。
私達は大いなる根源から送り出され、そして根源に帰って行くのだ。
その道筋は、それぞれ違っても行きつくところは同じであろう。その違った宗教観を持った
人の集まりが社会である。宗教観と社会観を理解してないと、よく生きることは出来ない。 
 ー その部分を、「まえがき」の部分から抜粋してみる ー
(3)さて、人は自己を実現して自分の存在を確保し、他者との交わりによって愛の喜びを
味わっも、挫折、病気、老化、それが第三の論点、すなわち宗教の問題です。この問題は
一言でいえば、私たちと私たちの存在の根源、言い換えれば、宇宙のすべての存在者の
根源との関わりの問題です。この根源は、人類の中で、存在、神、絶対者、道、天、空、
ヤーヴェ、仏、アラー、ブラフマンなどなど、いろいろな名前で呼ばれてきました。要するに、
私たち個々の存在者はこの根源から送り出され、死を通しての根源へと帰るのです。
このとき、この根源を善意に満ちた親と考え、優しい親元へと帰るのだと信じることができれば、
安らぎが生れるでしょう。それはすべての存在者を生み出した根源ですから、そこでは
自分と他老の区別が意味をなさなくなる。それが自他不二の世界であり、絶対者の懐に
抱かれて万人が肯定される世界です。ところで宗教的人間は、一般に特定の宗教に献身
していますが、人類の歴史を血まみれにした宗教戦争の惨禍を乗り越えるためには、各人が
自己絶対化を捨てなければならないでしょう。多者共存が人類共生の不可避の前提となった
現代においては、それゆえ、すべての偉大な宗教がそれぞれ異なる道を通って共通の根源
へと向かっていると考えるべきでしょう。普遍的な霊性が肝要なのです。
 (4)そして最後に、第四点目として社会の問題があります。人間は本性的に社会の中で
生きる存在者ですから、どのような社会を作るかは人間の幸福にとって死活の問題です。
人類は、おしなべて初めは王制から社会を作り始め、やがて貴族制へと移行し、それらの
劣化した形態である独裁制、寡頭制を経て、現在ではデモクラシ喜最良の社会形態として
是認しつつあります。  (字数制限のためカット 11年11月17日)

11月17日(月)
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