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堀井On-Line
by horii86
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■6861,閑話小題 〜TVを超えたYouTubeの視聴率
『幸福優位7つの法則』と、『 ポジティブ・サイコロジー』の内容を慶大教授が、
一つにまとめたような文章で、解りやすい。
≪ 慶応の坪田教授は「ごきげんな人は10年長生きできる」という。
タバコを吸えば寿命が10年縮みますが、タバコの害の大きさに匹敵するような、
逆向き作用があることになります。また、例えばがんを克服すると、男では3.7年、
女では2.8年、寿命が延びます(厚生労働省、特定死因を除去した場合の平均余命
の延び、平成23年)。そうなら、医者は、がんを抑圧する前に、不機嫌を治す
べきだということになる。ポジティブ心理学は、さらに「主観的に幸福な人は、
そうでない人に比べて、病気が少なく、収入が多く、人間関係が良く、生産的で、
行動的で、創造的である」と述べています。世界保健機構の幸福レポート2013
によれば、日本の幸福度は、世界156ヶ国中、43位です。先進国の中では下の方
にあります。 また、日本の幸福度は、過去5年間で、低下傾向にあります。
◎ なぜ苦痛にとらわれるのか
ポジティブ心理学の父と呼ばれるセリグマン教授は、「多くの人は、過去の
苦い思いにとらわれる」と述べている(「世界でひとつだけの幸せ」p112)。
今、自分に何か良いことが起きたとします。我々は、その良いことにはすぐに
慣れてしまい、当たり前になって、有り難味を感じなくなります(幸福順応)。
逆に、自分に何か悪いことが起きれば、それは我々に苦痛をもたらします。
苦痛には慣れる事がなく、いつまでも苦痛を、引きずります。こうして、
我々の心は、苦痛で満たされるようになります。では、どうすれば?
教授は、ご機嫌になるために、次のようなことを勧めている
(1)自分の良い点や、今持っている幸福に注目する(2)他人のために懸命に働く
(3)どうすれば幸福になるかを考え、幸福になる方を選択する
(4)自分の強みを発見し、それを生かすようにする(5)いわれなき万能感を持つ
(6)毎日3つの良いことを書き出す(7)ごきげんな人に会う(8)家族と楽しい
時間を過ごす(9)心の中に透明ボードをおいて、不快なことから傷つかない
ようにする (10)理由も無く、ごきげんレベルを上げる
教授は、「笑う門には福来たる」を紹介しておられます。「福が来たから笑う」
のではなく、「笑うから福が来る」のです。また、ロン・ガットマン氏は、TED
の「笑みの隠れた力」において、笑顔が健康に良い影響を及ぼすと紹介・・ ≫
▼ 長年かけてつくった一日、一週間、一年のスケジュールをこなすことが、
私のご機嫌の元である・・ それと、思いの外、効果があるのが音楽。
二つのiPodに4千曲の音楽を入れ常に携帯して、ポタリンや、アイドルタイム
に聴いている。過去の苦い記憶が出てくるのは致し方がない。その時、意識的に
カットし、二度目は短くカットすることは可能。逆に楽しい記憶は繰返せばよい。
工夫の積上げなくして、ハッピーになることは出来ない。 人にもよるが!
12月27日(金)
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