ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6109,閑話小題 〜根深いが、軽い問題だ、これは!
警察官は、家族まで不正探しの習性がついてしまう傾向が強くなり、一般人から
みたら異様に見えることがある。税理士は監査などで、毎日細かい経理のミス
探しを続けるため、家に帰ってからも家族のあらを探しをする傾向になる。
これらは負のテトリス効果だ。
逆に、良い方向に働くと、テトリス効果は抜群の効果を発揮する。ここで、
「今日あった3つの良いこと」の振り返りがある。一日に5分、この作業を毎日
繰り返すことで、脳内に、ポジティブな自分をスキャンする回路が生まれ、徐々
にポジティブな部分を見つめるようになる。意識的にポジティブなことを考える
ことで、それまで頭にあったネガティブなことを意識から追い出すことができ、
心が安定する効果がある。・・ 科学者によると、我々に入ってくる情報のうち、
およそ百分の1しか覚えてないという。他は効率よくフィルターではねられて、
脳の中のごみ箱箱に捨てられる。我々は見ようと思うものしか目に入らない。
自分が買いたい車か、買った車しか目に入らない経験があるだろう。
・・脳が常にポジティブな面をスキャンしてそれに注目すると、最も重要な
3つのツール「幸福」「感謝」「楽観性」の恩恵を受けることができる。恩恵は、
「幸福優位性」で述べた。
二つ目の有益なメカニズムは「感謝」である。ポジティブな感情で持つ機会が
増えるほど、感謝の気持ちを覚える。感謝を常に忘れない人たちは、活発で、
心の知能指数が高く、寛容で、抑うつになりにくく、不安や孤独も感じないこと
が、多くの研究が証明している。
三つ目は「楽観性」。脳がポジティブの事柄を多く拾上げるほど、いいことが
続くと思えるので、ますます楽観的になる。ある研究によると、楽観主義者は、
悲観主義者に比べてより多くの困難な目標を立てる。そして、その目標達成の
ために多くの努力を注ぎ込み、困難に長時間立ち向かうので、障害を比較的簡単
に乗り越えることが実証されている。・・・ ≫
▼ 私は商家で育ったため、何事も損得で考える傾向が強いことに学生時代に
自覚したとき、ゾ〜ッとしたことがある。社会には、損得以前に、善悪、
嗜好、倫理など、様々な道理がある。それを知るのが教養である。私が一番警戒
している、『世間様』がテトリス効果で、小さな世界の価値観に縛られ、思考や
行動が凝縮した人たち。小さな岩穴の中で、大きくなり、その穴から出られなく
なった山椒魚そのもの。誰もが、少なからず持っている要素だが。
うつ病は、その穴の中で精神が圧迫された状態から生じる症状である。
・・・・・・
4645, 一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由 ー2
2013年12月04日(水)
『一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』ジョシュア・ジョア著
* 古代ギリシャの記憶術の誕生ー「シモデスの記憶術」
この本は、科学ジャーナリストが、古代ギリシャの時代から知識人の間で
受け継がれてきた記憶術で、1年後に記憶力全米チャンピオンに輝くまでを
描いた実験ドキュメンタリー。ベストセラーになったが、当然の内容である。
記憶をまず洞窟の岩壁に書き残し、次に石片、木片、動物の革、紙、そして
今ではデジタルに変化してきた。それが外部記憶装置。そのため、ネット検索で、
一瞬にして世界中の情報を取ることが可能になった。 その中で記憶力が、
どこまで必要なのだろうか。 ー「シモデスの記憶術」を検索するとー
【 奇跡的偶然で助かったシモデス。身内や知人を崩れた瓦礫の中から遺体を
掘り出したが、酷く押しつぶされ見分けも付かない。しかしシモニデスは、
パーティに参加していた人達が、どこに座っていたかの記憶を頼りに、その位置
から身元を判別し、一人一人を埋葬することができた。この経験からシモニデスは、
記憶術(座の方法)を思いついた。 『鮮明な記憶というものは、順序や場所と
関連付けられた場合、鮮明に蘇ること』を発見した。
この「座の方法」=「記憶を鮮明の保持する方法(記憶術)」は、
1、何かの場所を選ぶ
2、記憶したい物事のイメージを描き
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12月04日(月)
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