ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5980,閑話小題 〜知恵という名の書物の第一章は、正直である
非常に楽だと思います。できるだけ体内サインに敏感になれるよう、できるだけ
自然に任せて様子をみるというトレーニングを積むようにしています。
○ 中村流「断食往生」の具体的工程
  一、五穀絶ち 7日間  二、十穀絶ち 7日間 
 三、木食 7日間(木食は木の実だけを食べること) 四、水断ち 7日間
これを見ると、すぐ顔色を変えて、医者ともあろうものが自殺を勧めるとは何事
かと、威丈高になる建前論者がいますが、大丈夫です。日本人の自殺願望という
のは、いっそひと思いにとか、注射一本でというせっかちなものです。
このようにほぼ一ヵ月もかけてというのには、よほど強靭な精神力が必要です。
そんな日本人は、極めて稀でしょう。なぜ7日間にしたかには理由があります。
比叡山延暦寺の修行の中に、千日回峰行がありますが、その7百日目位の時に、
断眠、断食、断水の「籠山行」があります。そして、水断ちは9日間以上やると
危ないという言い伝えがあるということを聞いたのと、老人ホームで、一滴の水
も身体に入らなくなって亡くなるまで、7日〜10日が多いという事実を重ねた結果。
 延命治療に間しては、日本尊厳死協会の「いっさいの」ではなく、個別に
「心肺蘇生」「人工呼吸器」「人工透析」「人工栄養」「輸液」に関して指示
しています。 心臓は、もう70年以上も生きているんです。
原因のいかんを問わず、ひとたび停止すれば、そのままでいいのです。》 
▼ 30年の間のホテル営業で、様々な自殺があった。警察からは泊めた方も
当事者として自殺者の動機とか事情が知らされる。自殺者にとって、この世は
苦海で、死ぬだけの理由はそれぞれに十分にある。誰も自殺などしたくない、
死ぬしかない理由が、あるから死ぬのである。 数日後、体調が悪くなって、
「あと三ヶ月です!」と言われれば、死ぬまでの間は地獄。そうこう考えると、
断食往生などの自死も真剣に想定しなければ。大往生など諦め、もがきながら
逝くのも自然だが。
・・・・・・
3778, ユング ー12
2011年07月30日(土)
  * 箱庭療法 ー1
ユングといえば(日本では)河合隼雄、砂遊び療法を箱庭療法に発展させた人。
彼の著書で、その概要は知ることになった。一種の創造療法だろう。幼児の頃、
砂場で山を作ったり、幼稚園で初めて手にしたクレヨンで我を忘れて家や
動物の絵を描いた、あの頃に立ち返り、用意されたオモチャの植物や動物で、
思いのまま自分の内的世界を表現することで、自分の中の何かにつながる方法。 
その辺のことを、あるHPに分かりやすくマトメテあった。
まずは、その部分をコピーしてみた。
≪「箱庭療法」は、1929年、イギリスの小児科医ローエンフェルトが、
 子供のための心理療法として考え出したもの。 ユング派の心理療法家ドラ・
カルフが「砂遊び療法」として発展させた。 後に、日本の心理療法の第一人者
であり、ユング派心理療法家でもある河合隼雄氏が日本に持込み「箱庭療法」
と名づけた。 その方法はいたって簡単。52cm×72cm、高さ7cmの
長方形の箱に砂を入れます。さらに、動物や植物、建物などの様々なおもちゃ、
人形などを用意し、適当な場所においておきます。患者は、箱庭のなかに、
先ほど説明したおもちゃや人形を自由に使って、遊びながら自分の内的世界を
 表現していきます。ここでは、治療者は、特になにもしません。患者を見守る
役に徹します。この「見守る」ことには、深い意味が込められています。
治療者は「見守る」という行為を通して、患者の状態を深く理解していきます。
また、患者は治療者に見守られていることで、安心して自分自身の内面を表現
することができます。1回の治療単位をセッションといいますが、患者が箱庭を
見つめるだけで、なにも表現しないセッションもあります。ただ砂にさわって
砂遊びをしているだけのセッションもあります。こんなセッションのときでも、
治療者は特に指示をしないで、見守り続けます。     ーつづく ≫

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07月30日(日)
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