ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5914,閑話小題 〜気力が強くなるは!
ー表紙裏の内容紹介ー
今の世の中、狂っていると思うことはありませんか。
世間の常識を信用したばかりに悔しい思いをすることもあるでしょう。
そうです、今は社会のほうがちょっとおかしいのです。
当代きっての仏教思想家である著者は、だからこそ「ただ狂え」、
狂者の自覚をもって生きなさい、と言います。
そうすれば、かえってまともになれるからです。
人生に意味を求めず、現在の自分をしっかりと肯定し、自分を楽しく
生きましょう。「狂い」と「遊び」、今を生きていくうえで必要な術は
ここにあるのです。
−面白そうな所を何箇所か抜粋してみた-
*『人生に意味なんてありません。「生き甲斐」なんてペテンです。』
*「日本人は人生を知りません。人間らしく生きることができず、
エコノミック・アニマル、すなわち畜生の生き方をしています。
日本人は狂っているのです。」
*「上等の靴を履いてぶくぶく太った日本の子どもと、
裸足でやせたインドの子どもと、どっちがまともなんでしょうか!?
そして、どちらが幸せでしょうか!?
わたしたちの『常識』『物差し』は狂っていませんか!?」
*「ともあれ、遊牧民族は、敵と味方をはっきり分けて考えることができます。
だから楽なんです。ところがわれわれ農耕民族の末裔である日本人は、敵か
味方かわからない世間を相手にせねばなりません。それがしんどいのです。」
*「浄土経典である『大無量寿経』においては、
《人、世間の愛欲の中に在りて、独り生れ、独り死し、独り去り、独り来る》
と言われています。この「独生・独死・独去・独来」が人間の本質なんです。」
*『わたしたちは、人間を商品価値、機能価値で測ってはいけません。
機能価値は相対的に変化します。
勤勉な人間の方が怠け者より機能価値が高いようにおもわれますが、
その機能価値は他者との縁によって一時的に付加されているものであって
絶対的なものではありません。
従って、人間の価値は、「存在価値」で論じられるべきであって、
その存在価値を測る物差しは、「仏の物差し」「神の物差し」
でなければなりません。それは目盛のない物差し「測らない物差し」
なのです。』
= 要約をすると=
ー大多数である弱者が世間(=強者)の奴隷とならないためには、
世間(強者)が『常識』としている(それはしばしば強者の都合で変わる)
ことがらを信用しないことである。
だがまともに闘おうとしても勝てっこないので、むしろ世間(強者)から
『狂っている』とみなされるようにすれば、世間(強者)も遠慮してくれるで
あろう(いつ噛み付かれるか恐れるからだ)。
今の世間(強者)の方が狂っているのだから、その常識の中で
『狂っている』ということは逆にまともといえる。ーということだ。
少し強者でなければ実際は難しいがね!
−今回はこの本の大筋の面白そうなところを書いたが、
次回は、狂ってみせる対象の世間様からのアップスケールについて、
主観を込めて書いてみる。世間はバカが多いからね!
なら、もっとバカになっていればよいだけじゃないかい?
そのままがバカだから、バカになることもないか!
つづく ¥(*^_^*)\ バイバイ
―――
2006/02/02
1766, こころの羅針盤(コンパス) −1
−読書日記
三十篇の文章を、どれを読んでも深い心の世界に引き込まれる。
「私たちは羅針盤の針にしたがって航海しているわけではない。
行くべき場所へむかうために羅針盤を用いるだけだ。」
という言葉一つ捉えても、ハッとする内容が次から次へと出てくる。
その幾つかを抜粋してみる。
(*^ー^)/C□~~ コーヒーいかが?
まずは、
「こころの震えを感じるとき」
─まえがきに代えて─ 五木寛之
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05月25日(木)
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