ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5820,緩和小題 〜しまった! ーほら見ろよ!ー 8
「人間の能力は平等。努力すれば皆幸せになれる。」という建前を否定し、
人間は生まれながらに「不平等」であるという 前提に立ちながら、
「それでも幸せに生きる」ための方法を提案する。「より認められる」には、
大きな成功を求めず、「自分が好きな分野でいちばん」になるまで対象を
細分化し、集中しろ」。そのための仕組みを“自分で設計”すれば、幸福の
新しい可能性が見出せる。≫と説く。伽藍の世界でも同じ戦法で生き抜く
しかないが、普通の人は尻尾の中の勝ち組になるしかない。
自分の強みを生かし、小さなテリトリーの一番を探し、追求しろということ。
それより、「世界は残酷」をまず知ることだ。
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3983, 生保に入るバカ、入らないバカ ー1
2012年02月20日(月)
私は保険に入らないバカだが、それぞれ考えがあるので一方的に決めつけは
できない。 日本の生命保険の世帯加入率は90%で、共済と生保を合わせた
年間保険料が40兆にのぼる。一世帯が年間に支払う額が平均45万円で、
22年で1千万、33年で千五百万になる。人生で生保が住宅に次ぐ高い買い物。
しかし加入者の方は、その意識がない。欧米の加入率は、フランスが6割、
アメリカが5割、ドイツが4割、イギリスが3割6分と、日本の大よそ半分。
いかに日本が高いかである。死亡保険の保険高は突出して高く、2000年
だが、日本が1600万、アメリカが600万、イギリスが260万、ドイツが
200万だった。生命保険の加入経路の7割が保険のセールスで、親戚や友人の
紹介をされ、加入するケースが圧倒的に多い。生保の営業方法は義理(G)、
人情(N)、プレゼント(P)の頭文字をとったGNP営業の典型。
バブル崩壊後に、その営業職員の膨大の経費を維持するため、収益の高い
死亡保険を大型にした保険会社に有利な、複雑化した、顧客無視の営業をする
ようになった。 その頃、保険会社は、それまでの顧客にとって有利の商品を
解約させ、セールスを使い利回りの悪い商品に切り替えさせていった。
その辺(01〜05年)から保険会社は悪質な営業説明で本来加入できない
病歴のある顧客に加入させ、その後、契約不備を理由に保険金拒否をして社会的
大問題になった。 何と37社で130万件に至ったという。
早くいえば、セールスレディーというオバサンを集めて、GNPで、
その人脈を食い尽くす。それは巧妙なテクニック、何も知らない素人を、
ほぼ騙しで契約をさせる悪質集団という側面を持つ。フレンドリーに長年
かけ知人・親戚に入り込む。合理的の欧米人の二倍の加入率は、組織的意図
がないと無理。 生保で、まともなのは学資保険ぐらいのもの。
22歳まで死んだときに子供の学資を保証するのは、一応、理に合っている。
それ以外の商品の多くは、客単価を上げるための巧妙な商品。読みも理解も
できない契約書に巧妙に生保にとって有利な条文が入れてある。
見方によれば合法的組織犯罪に近い集団。それなら預金の方が良いが、
相手はフレンドリーのプロ。その辺の理屈が理解できない人たちの不安に
付け込むのが営業センス。
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3618, 忘却の整理学 ー3
2011年02月20日(日)
「忘却の整理学」外山滋比著
ここで、著者は早朝に目をつける。どうも、夜の間に忘却が起こることは
たしかであると。忘却が頭を働かせやすく、きれいに整理をしてくれるとすると、
一夜明けた朝がモノゴトを考えるに適しているのは当然である。昔から、それに
気づいていた人は少なくなかった。イギリスの詩人のウィリアム・ブレイクに
次のようなを紹介してある。
朝、考える ひるは はたらき 夕がた 食し 夜は 眠れ
まず 朝いちばんに思考せよ である。 他の仕事は、そのあとでよい。
昔、中国の役所は、朝、日が昇ると同時に開始されたという。 それで、
「朝」廷で、効率的であることを知っていたのである。日本の諺に、簡単の仕事
を「朝飯前の仕事」というのがある。 本来は朝飯前に手がければ、簡単な仕事
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02月20日(月)
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