ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5821,緩和小題 〜しまった!  ー「最初の答え」にこだわるなー 9
     
      < しまった! 「失敗の心理」を科学する
       ジョゼフ・T・ハリナン (著) >
   * 「最初の答え」にこだわるな
 人は、いかに考えないで、流され生きているかの一つが、最初の答えに拘り、
 それによって大きく判断を間違え、人世の道を間違えてしまうこと。行動の
「行」には、判断の意味があるというが、最初の印象のみで、意外と判断を
 してしまう。「誠実そうな人」と「誠実な人」と、「優しそうな女性」と、
「優しい女性」は違う。これからして、間違った判断をしてしまう。
≪ 人は第一印象に強く左右されることは周知の事実である。 ――
 それが正しいか、誤りか関係なく、たとえばテストを受けていて答えを選び、
その後、答えを変えようか迷った経験が誰にでもある。多くは最初の答えに、
こだわる。まず4人にうち、3人が変更するより、最初の答えを通す方を信じる。
大学教授も学生と同じ考えだ。解答を変えると点数が良くなると答えたのは僅か
に16%である。だが、人生によくあることだが、多数派は間違っている。
変更はたいてい誤答から正答で、答えを変えた人は、総じ点数を上げた。…(略) 
一般に人は「不作為」よりも「行為」に対して大きな責任を感じる。
 誤りを犯しそうなときは、むしろ「行動を起こさない」という誤りを犯す方を
選ぶ。というのも、不作為は受け身の出来事と見られがちだからだ。自分は
何もしなかった、だからその結果に対する責任は小さい、というわけだ。
1600人の学生の実験の結果、先ほどの結果と同じく、答えを誤答から正解に
変えた学生は、変えなかった学生に二対一の比で上回った。もっと重要なことは、
実験後の学生との面談から、明らかになったのは、正答を誤答に変える予感は、
誤答から正答に変え損ねる予感より大きな後悔をもたらしていた。つまり、
何もしない方が、何かをして後悔しないで済む、ということだ。どのみち誤答
してしまうとしても。 ≫
 ――
▼ この「失敗の心理」の教訓は<人間は、誤りを犯しそうなときは、むしろ 
 「行動を起こさない」という誤りを犯すほうを選ぶ。>ということ。
こういう人たちを「畜群」という。信念がないため群れたがる。世間様の虚構、
虚言に縛られ一生を終える人たち。 自分は違うと思っても、誰も同じ穴の
ムジナ。問題は失敗の程度。 行動を起こせば充実感が残る。マイナスの結果
でも行動を起こした分のエネルギーがいる。このエネルギー放出の精神に
及ぼす効果の実感は当人しか実感できない。数年前のテーマが、文脈として
丁度よく続く。
――
2013/08/16
閑話小題 ーつまらん男 〜A  
   * つまらん男とは、どういう人か哲学してみようか!
 そこで、その「つまらん男」とは、どういう人か、少し考えみる。
 頭に浮かんだ‘(我が内なる)あの人たち’の顔を思い出し羅列すると…
・親や身近な人、地域社会の価値観を疑いもせず、ただひたすら追求している人。
・挫折をした経験が少なく、小さな社会のお山の大将で、その世界の価値観に
 合わないヨソ者を目の敵にする人。
・夢や目標を持つことなく、ただ現実に溺れ、埋没した人生しか生きてない人。
・傷つくことを極端に恐れ、それ故に何事も決心できず、その憂さを他人の
 批難で晴らすしかない人。
・烏合の衆で、群れることしかしらず、孤独、孤立を恐れ、仲間の顔色を
 うかがうしかない人。群れた思考ゼロの老人・中年・青年、サラリーマン…。
 「群れとは何人以上か?」の答えに「5人以上」があるが、「一匹狼以外、
 すべて群れだよ」というのもある。これからフット思いついたのが「自分以外、
 すべて、つまらない男よ!」がこれ、言い得て妙。 
 あの皆の衆の心底に、これがある。
・それでは、「つまらなくない人はいるか?」というと、幾らでもいる。
 自分が、つまらない男と少しでも思ったら、少しは「つまらなくない男」。
  何回か書いたが、先年に亡くなった中学校の担任の先生が

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02月21日(火)
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