ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5435,人生で最も大切な技術 ー⑮
 私の趣味の一つが「秘境・異郷ツアー」だが、いや、だったが? 
回数を重ねるにつれ、いつの間にかゲーム化になった。旅行中の楽しみの一つに
ツアー仲間の情報交換があるが、ベテランほど旅先をゲーム感覚で構成している。
パリ、ロンドン、ローマとか都会文化を楽しむ都会派。 アフリカ大陸専門の
サファリ派、南米派、インド派、シルクロード派、秘境・異郷派など、それぞれ
の趣味に合わせて行き先を組み立てていく。そして、まず予算と行き先の選定、
旅行代理店のツアーの選定、そして、旅行準備。それが面白く楽しい。 
それで一ヶ月は楽しめる。そして旅行中の10日間、帰ってから、写真や資料の
整理の一ヶ月で、大よそ三ヶ月近く楽しめる。その上、行った先は、毎日何処か
のTV局で放送している。見るたびに、その旅行の延長にいるような気持ちになる。
何ごともゲーム化をして楽しめば、それが記憶をパッケーをする効用になる。
「面白くなき世を面白く」は、自分の経験を、上から目線でゲーム化することと
同じ。その意味で、ゲーム化は日常生活を面白可笑しく活きるノウハウでもある。 
ゲーム機メーカーや、ゲームソフトメーカーには、大きな事業チャンスが限りなく
広がっている。ゲーム機メーカーが、ブルーレイ録画を売り出したが、これなど、
その典型。ゲームは、簡単に知恵が発揮できる場面を提示してくれる。
面白いとは知恵を発揮し生じる感情である。ゲームといえば、最近は聞かなく
なったが、「マネジメント・ゲーム」があった。 社員教育のソフトで、
各自が会社を設立して、戦略をたて、市場の想定をした基盤の中で競争する。
企業とは何かを知るに、もってこいだが、麻雀や将棋を多くこなしたものが有利。 
私は経験ないが、「人生ゲーム」というのもある。これも若いうちにやって
おけば、人生を鳥瞰でき、目先にとらわれない生き方が出来よう。
男女の遊びをゲーム化しているのもいるが。「準備のゲーム化を手順に入れる
習慣」に、人生の秘儀があるようだ。平凡な一日をゲームと生きるとしたら・・
 ・・・・・・・
3599, 誰も書かなかったアメリカ人の深層心理  −2
2011年02月01日(火)
 ーアマゾンー〈レビュー2〉
150年に亘る交流(良いも悪いも)を重ねてもなお違和感を残す日米関係の
底流に何があるのかを的確に指摘。最大の楽天主義国米国と最大の悲観主義国
日本が同じ規範を持ち行動する事はできない。確かにレビューアーの経験でも
80%できれば成功とする米国流positiveさに対し20%できなければ失敗とする
日本流negative思想の差は大きく、常に確執と挫折を経験してきた。
 その原因に筆者は米国(の本流たる人たち)に特徴的な宗教観、価値観、
家庭観等を挙げる。 同時に現在の金融資本主義者は米国の一部の「深刻な
ノイローゼ患者」であり、それを米国の真の姿と誤解したまま日本に導入し、
そうでなくとも 破壊されつつある「心」を失わせた者と日本社会も糾弾。
(著者近著「非社会性の心理学」にも関連)余談だが、日米のpositive/
negativeさはある特定遺伝子の長さ(米国人は長く日本人は短い者が特に管理者
レベルで顕著)が影響しているとの説もあるようだ。こうなると最早理解しても
埋めきれない差異というべきかもしれない。米国の姿を通じて日本を知るための
必読書    〜はしがき〜に、要約が分かりやすくまとめてある。
 要するにアメリカは、「家族」と「宗教」と「権威」を非常に大切にする国民。 
これがアメリカ理解の基礎である。このアメリカの本質を間違えると、アメリカ
理解はとんでもない間違ったものになる。さらに私たち日本人は、我がままと
無責任を個人主義とはき違えるというおまけまでついてアメリカを理解してしまい、
それを受け継いだ結果、日本人の心は崩れてしまった。簡単に日米基軸というが、
世界一楽観主義の国であるアメリカと世界一悲観王義の国である日本との相互理解
がいかに難しいものかを分かっている人は、日本の政治家の中にいる。
アメリカはスーパー楽観主義の国であり、日本はスーパー悲観主義の国。

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02月01日(月)
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