ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5240,窃盗専門の「泥棒刑事」 −⑥
持っていなかったことで、いまだに多くの誤解がまかり通っている。
スリーマイル島とチェルノブイリの事故の違いも知られていないようだ。
・スリーマイル島ではメルトダウンが起きたが、格納容器が破壊されず、
環境への影響はほとんどなかった。
・チェルノブイリは、まともな格納容器すらない、旧東側の原発であり、原子炉が
爆発して(核爆発ではない)、放射性物質が成層圏にまで吹き飛ばされた、未曾有
の大事故だった。 旧ソ連は事故を当初から隠蔽し、海外で放射性物質が検出
されて初めて大騒ぎになった。
・今回の福島事故は、深刻であることは間違いないが、スリーマイル島の事故
を超え、チェルノブイリより被害が小さい事故、というのが世界中の科学者・
原発エンジニアの共通する見解だ。
・最悪の事態を迎えたとしても、格納容器が内部の蒸気圧に耐えられずに爆発し、
高度500m付近まで放射能物質が飛散し、周囲に拡散するにとどまるという。
4月12日に事故の深刻さが「レペル7」と認定され、「ほれみろ、チェルノ
ブイリと同じではないか」という論調のマスコミもあらわれたが、政府が
「チェルノブイリではない」と主張しているのは、ある意味、正しい。・・ 】
▼ 世界の科学雑誌は、一般的に事態を冷静に見ており、原発事故を
「1.未曾有の自然災害」×「2.40年前の技術水準の原子炉」とし、
数十年かけて再生可能エネルギー技術をスケールアップするまでは、原子力
発電を使い続けるべきとしている。 日本のTVを見ていると、まるで世界中が
原発反対で一致団結をしているように思われるが、それは正確でないという。
また、「想定できたはずの人災」にすり替えようとした動きは、後だし
ジャンケンであり、原子炉の破壊が人災というなら、2万人以上の死者を出した
大津波に対しての、10メートルの防波堤に対して、更に大きな人災論を
マスコミは騒いで良いはず。これまでの過剰反応は収まってきたが、それでも
大気にばら撒かれた放射性物質の影響は、次第に身近に来ている。
問題は、若い人である。その中で、幼児が、10〜20年後に、ガンなどに
なる可能性が出てくること。私たちの年代には、どっちにしても、先は限られて
いるので、騒ぐこともないので、国全体としては落ち着いているのである。
とはいえ、この事態は健康面だけでなく、政治経済などの先行きに予断を許さない
ことは間違いない事実。それに気づいた人たちが、観光地、温泉などに徐々に
戻りつつあるようだ。まずは、この夏の電気エネルギーの供給。
・・・・・・・
3403, マイナス思考講座
2010年07月20日(火)
「マイナス思考法講座ープラス思考をやめれば人生はうまくいく」ココロ社(著)
ーアマゾンの内容紹介より
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▼ この本はまだアマゾンの内容紹介と、読者の感想しか読んでない。
なるほどと思う部分と、何も知らない何の経験のない人が
読んだら誤解を受けそうでもある。プラス思考・肯定思考は意志そのものである。
それに対しマイナス思考は感情面が強い。したがって、二つをミックスしながら
考えを進めてこそ、思考が高まる。 単純なマイナスも、プラス思考もない。
一般にいうプラス思考は、マイナス思考を乗りこえた上の積極的な働きをいう
のであって、頭の軽い明るい人の軽薄思考とは違う。
ここで「絶望ワーク」という、14の講座が展開されているが、もちろん、
それらを乗り越えた上の思考であることは当然である。先日の全国紙上で、
アメリカの「肯定思考法」の行きすぎに疑問を呈している論があった。
ただ、それだけで良いはずはないのは、誰の目にも明らかだが。格差という
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07月20日(月)
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