ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5239,窃盗専門の「泥棒刑事」 −D
           『泥棒刑事』 元三課部長刑事 小川泰平著
 * 外国人窃盗団の手口 〜中国人の場合
 日本人は、単独で、無施錠のドアか、窓のガラス破りが殆どで、現金か
貴金属だけを狙う。中国人は高価なものを中心に何でも手をつける。南米の
窃盗団は、食品から何でも見境なく盗むのが特徴という。〜その辺りから〜
≪ 外国窃盗犯の場合は日本人の窃盗犯と違い複数で侵入することが多い、
 いわゆる外国人窃盗団である。外国人の窃盗団の手ロは一目でわかる。
とにかく仕事が荒っぽい。侵入方法も物色方法もすべてが荒っぽいのが特徴。
2003年が外国人犯罪のピークと言われているが、当初は、この外国人の窃盗団
には手口捜査があまり有効ではなかった。窃盗団のリーダーの指示どおり侵入し
物色するからだ。また、その手口が伝えられマニュアル化されており、日本人の
常習者のように、この手ロならといった具合に、30人くらいに絞れることは
まずなかったのである。  ・・中国人の場合その特徴は顕著だった。
 中国人は地元意識が強く、出身地ごとに集まり徒党を組む性格がある。
この場合、集るのは食材店や料理屋。中国人は味に対して保守的で故郷の味から
離れられない。そこで故郷の料理を出す店に通うのである。たとえば福建省出身
なら福建料理を出す店に、上海出身なら上海料理の店に行くという具合である。
それが窃盗団の構成にも反映されていた。彼らの立ち回り先には、メンバーを
集めるため窃盗団の構成員が常にいて"リクルート"活動を行っていたのである。
こうして誘われた者は上海、北京、東北なら語学就学生や職業訓練生が多かった。
また福建省出身者の場合は密航者が多くを占めていた。福建省出身、上海出身、
北京出身、東北出身の窃盗団はいつでも身近で人員を補給できたのである。
これは泥棒とは別のマフィアもほぼ同じで、中国人の徒党の特徴を示す最も
大きな指標。  中国人の窃盗団の場合、2つのパターンがあった。
一つぱ、正規に入国し語学学校に通ったり、就学ビザや留学ビザを持つ者。
もう一つのパターンは、最初から日本に泥棒のために来日した窃盗団。
 中国人の進入方法では、アパート・マンションの中階以上の玄関から入るのが
特徴であった。「ピッキング」「サムターン回し」といった侵入方法で、中国人
窃盗団の十八番である。この表のドアから侵入するということが中国人窃盗団の
第一の特徴である。次の特徴は集団ですばやく"仕事"を行うことから、その手ロ
は限りなく荒っぽい。彼らが仕事をした現場は目も当てられないくらい散乱
しているのが普通。引き出し内にあるものすべてをぶちまけるのである。
さらに盗んでいく物にも特徴が表れる。日本人泥棒の場合、そのほとんどが現金
か貴金属であり、他のものには手をつけない。ところが外国人窃盗団は金目の
ものとなると洗いざらいかっぱらっていくの。中国人の場合、現金はもちろん、
貴金属も盗むが貴金属は安物には手をつけず高価なものだけ選別して盗むのが
特徴である。現場で選別するのであるから、相当な目利きの人物がいるという
ことになる。そのほかには、ノートパソコンも必ずと言っていいほど盗まれる。
しかしノートパソコンも3年以上古い型だと盗まれないことが多い。また面白い
ことに、新型でも台湾製のパソコンには手をつけていなかった。被害に遭った
ほとんどがソニー、パナソニック、NECなどの日本製のパソコン。≫
▼ 東北大震災のとき、福島第一原発の周辺の家が泥棒に荒らされた映像を
見たが、全ての箪笥、押入れなどが、散乱している様に唖然としたが・・ 
外国人の窃盗団だったのだろう。犯罪に関して、日本もグローバル化に入った。
10年ほど前、関西系の人の話では、住民間の窃盗に対する切実な危機感の
話を聞いたことがあった。
・・・・・・
4874,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー41
2014年07月19日(土)
  * 創業時の取引先の営業関係者が、ほぼ亡くなった!
 毎年の忘年会の常連メンバーを思い浮かべると、ホテル創業時の営業担当の

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07月19日(日)
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