ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[390818hit]

■4995,河合隼雄 ー私が語り伝えたかったこと 〜①
 ・・<都市の幸>で暮らすことは、きみが起こすことのできる唯一の革命なのだ」 (本書P148)
*「路上生活者支援に積極的なのはキリスト教会であり、それに比べて仏教寺院の多くが
冷淡なのはどうしてか?」
   ーこの対談の最後に坂口と養老の言葉がよい。
 坂口:意外だったのは、「都市型狩猟採集生活の民」たちが、激増する自殺に危惧の念をもって
いたこと。彼らは、 「自殺する前に、なぜうちのバラックのドアを叩きに来てくれないのか?」
という。うちの手伝いに来て、 アルミ缶を一緒に拾ってくれれば、金なんかなくても生きていける
のが分かるのに、なぜ相談してくれないのか、と。  人生を失敗し、すべてを失ったと思っても、
絶望して死を選ぶ必要がない。「どん底に落ちたら、とりあえず周辺を歩け。歩けば何でも
見つかる」と、住民の酋長といわれる男が言っていた。養老:身体を使うことは大事。
私が好きなイタリアの箴言に「どん底に落ちたと思ったらそこを掘れ」って。
▼ 日本にトレーラー・ハウスの住人が少ないのは、公営住宅などが揃っていたり、
生活保護などの支給があるからか。それにしても、ホームレスの仮設住宅?に合理性を
見出すとは、感心させられる。カラスも雪国でチャンと冬を越せる。何か無駄なものを人間は
持たされてしまったのではないか!立って半畳、寝て一畳というが、老後の心配で節約など・・
・・・・・
3148,殺人事件の半分は家族内殺人
 2009年11月17日(火)
 先日、図書館で「新潮45・2009・7月号」{殺人事件の半分は家族内殺人}ー橘由歩 
のレポートが目に入った。子供の頃から両親に、「それぞれの家には必ず問題がある。
だから、あまり深入りをしないこと」と言われてきた。しかし、このレポートの題目をみるまで
『殺人の半分が身内』とは知らなかった。さらに知人の殺人が9割を占めるというから驚き。
これまでは、家族内殺人はイメージとして1〜2割である。いや、もっと低い。
それだけ家族内では問題が発生していることになる。彼女の著書で取り上げている
10人の家族内殺人者の共通点がDV被害者というのも印象的である。
  ーまずは、一番印象的な部分を書き出してみるー
≪ 本書に登場する10人の殺人者に共通するのが、虐待家庭で育ったということだった。 
 子どもとは本来、親の愛を求め、親からありのままの存在として認められ尊重されたいと希う。
それをどこかで歪めなければならなかった子どもたちだった。
自分の心を育てる時間を持てなかったということだ。 その空っぽな心が、他者への依存を生む。
 前述の母親たちは、子どもによって自らの空虚感を埋めてもらおうと子どもを使った。
だからこそ、子供に依存し、子どもを自分の為に使ってはいけないということだ。
子どもが心を育てる場所と時間を、大人は決して奪ってはならないと。≫
  ーー
  多くの若い人を採用し、教育過程でみえてくるのは、両親の子どもに対する影響である。
 特に母親の甘やかしと将来への依存が、子どもに大きなマイナスを与えている。 子どもに
とって厳父と優しい母のバランスが必要不可欠。 夫にとって、妻が一番危険であり、妻に
とっても夫が危険である。 親子も同じことがいえる。 家族に殺される確率は1千人に1人
というから、ありそうなことである。 自分で自分を殺す自殺は、身内とはいえないが他殺の
20倍になるという。一番恐ろしいのは自分ということ?
  ーー
 「身内の犯行」 橘由歩著  ーネットよりー (字数制限のためカット 2010年11月17日)
・・・・・・・
2783, 外は広く、内は深い
 2008年11月17日(月)
日本総研会長の寺島実郎が文芸春秋の中で『新編 東洋的見方』(鈴木大拙著)に
ついての文章の一節である。
【・・・大拙の語り続けたことを集約すると、「外は広く、内は深い」という言葉に行き着く。
「独りよがりではいけない」そして「自らを失ってはいけない」ということで、
「眼と心を星空に向け、その眼と心をもって世界を見直すこと」という言葉は心に沁みる。

[5]続きを読む

11月17日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る