ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4969,生まれたことをどう考えるか
両親から捨て金を使うな!と教えられたのは、価値のあるなしを意識して金を使えということ。
関西人は概ねこれに徹している。 マイホームは思い切って良い家を買うが、普段の生活は質実剛健にする。
金の使い方だけでなく、著者はこれを時間について当てはめている。 英会話の勉強に当てている時間や、
健康のためのスポーツは投資の時間。 休みの日に、何をやっていたか記憶のない時間が浪費。
睡眠は、それが人間が生きるため必要な時間で(必要経費として)投資になる。一年を振り返って、
あれは良かったと思える時間が投資である。 そういう視点で「金と時間」の使い方をチェックしてみると面白い。
長期的投資と短期投資にも分けられる。浪費が入った三つが混合するから面白いもの。浪費と思っていただけの
ことが実は投資だったり、投資と思っていたことが浪費だったりする。これは時間がたってみないと分からない。
・・・・・・・・・
3122, 生きる幻想 死ぬ幻想 ー3
2009年10月22日(木)
「生きる幻想 死ぬ幻想 」 岸田 秀 (著), 小滝 透 (著) ー読書日記
中世に西欧の国々が世界を拡大していく過程で、構造主義ではないが、決して南米や東洋より優れている
のではなく、逆に劣っているのを知ることになる。 勝っているのは人殺しの技術だけ。そこで西欧人は自分たちの
方が優れていると、信じたと思ったのである。同じ神を信じると認めあった仲間内では、平等とか隣人愛を言うが、
そこから外れた者については、公然と差別をし、何をしてもよいことになる。人間扱いされなかった奴隷たちが
救いの神として唯一絶対の神を信仰したが、その神は復讐の神だったからである。現在、原理主義者が平気で
テロを仕掛けるのも、この辺の事情による。 ー以下の部分は、その辺のことを詳しく書いているー
* 大航海のカルチャーショックと、ペスト発生の由来 (P−13)
Q: 西欧キリスト教文明が、十一世紀以来、イスラームと敵対していたというお話ですが、その後、大航海
時代から帝国主義と、猛烈に世界に進出していきますね。そしてその際にきわめて大規模な虐殺が起こっている。
岸田: 大航海時代でアフリカ、アジア、アメリカ、インドなどに出ていったのですが、その結果、ヨーロッパ人は
ますます劣等感と敗北感が募ったと思います。 誰だって、ふるさとの地で何とか暮らしていけていれば、決して
ふるさとを捨てて遠い外国なんかへ行きたいとは思わないものですが、当時のヨーロッパ人はヨーロッパに安住
できないいろいろな事情がありました。人口の四分の一から三分の一が死んだと言われる十四世紀半ばのペストの
大流行、打ち続く飢饅、宗教的迫害など。ヨーロッパ人自身は、進取の精神で広く世界へと進出したと思っている
ようですが、他の大陸へ出掛けていった連中は、客観的には、命からがら逃げ出した難民でした。
十五世紀の終わり頃は、ヨーロッパよりインドや中国のほうがはるかに文化的にも経済的にも上で、豊かな生活を
していたのですね。 ヨーロッパの難民たちは、世界を知ることによって、ヨーロッパがいかに遅れていて劣って
いるかを発見したのです。 その劣等感というか敗北感をひっくり返すというのが、近代ヨーロッパ人の植民地主義を
支えた情熱なんですよ。 われわれのほうが遅れている、劣っていると感じて、それ以後のヨーロッパ人は、
われわれのほうが上なんだ、優秀なんだということを証明しようと必死でした。それ以後、彼らが、何かにつけて、
ヨーロッパのほうが進歩していると繰り返し繰り返ししつこく主張したがったのも、この必死の努力の表れでした。
小滝: ペストのことで一言注釈しておけば、あれもキリスト教に原因があるんです。 当時は修道院があちこちにでき、
実に多くの成人男子が修道院に入っていたそうです。その食糧をまかなうために、大規模な森林伐採をやったのです。
さらに森林伐採には宗教的な意昧もあって、森を残しておくと、土着的な精霊信仰が生き残って、異端や異教が
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10月22日(水)
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