ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4905,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー49
    「電子書籍の衝撃」佐々木 俊尚 著
 *iPadの有利な理由と、不利な理由
  ◎ まず優れている点は、
・汎用機としての魅力。パソコン、携帯電話に次ぐ三番目のデバイスとして生活の中の確固として存在になる。
大きな画面を近距離からリラックスした姿勢で見ることができる。書籍、ちょっとした動画の鑑賞、映像つき
音楽などが気楽にみれる。マニアを除けば一人一台になると、キンドルのような専用機は不利で、本も動画も見れ、
ウェブも 楽しめる汎用機を皆が見れるようになるか。
・次に、iPadはiPhoneをベースにしているため、そのアプリ(ソフト)を、そのまま使える。
 既に数万点もある。既に一年前で3000万台を持ったユーザーが、そのまま横滑りをしやすい。
  ◎ 不利な部分は、
・サイズと重量、バッテリーの持続時間などのスペック。キンドルに比べ面積も重量も、大きく重い。
 持続時間は、バッテリーの10時間に対して、キンドルは7日から10日。
・第二に、キンドルはバックライト付きの液晶画面で、見た目が紙に近く、液晶より文字が読みやすく、
 目が疲れにくい。
・第三に、値段がキンドルの二倍もする。      それらから、結局何を選ぶかになる。
▼ 以上から、決め手は、そのプラットフォームになってくる。プラットフォームとは、購入システムのことをいう。
 キンドルなら、アマゾンという書籍専門のネット販売サイトがある。それに対しiPadは、iTunesストアが
あり、そこから音楽や映像も購入できる。その何を選択するかになる。流行している本は、なかなか入手しづらいが、
ネットなら、そういうことはない。これにグーグルがソニーと組んで参入してくるというから、その有利なプラット
フォームを前面に打ち出してくる。それが何かまだ分からないが、二社に対して強烈なものになるだろう。 
他にもマイクロソフトも何かを出してくる。その激闘の中で、今までの紙の新聞・書籍が壊滅過程に入る。
 ・・・・・・・
3058,逆説思考 −2
2009年08月19日(水)
 逆説思考といえば、ここでも取り上げた京都大学工学部の新宮教授が、
古今東西の幸福論を読み漁った成果としての「幸福の4階建て論」説が面白い。
《「幸福ということ」−エネルギー社会工学の視点からー新宮秀夫著 》
  4階:克服できない苦難や悲しみの中に、幸福がある。
  3階:苦難や悲しみを経験し、それを克服する。
  2階:獲得した「快」を永続させる。
  1階:人間の本能的な「快」(恋、富、名誉など)を得て、増やす。
この論に関しては釈然と出来ないので何度も考えてみた。それでも疑問が残ったが、考えるという面では
良い問題提起である。これを逆説思考と考えると違った見方になる。挫折、失恋、倒産、などで失意のどん底で
もがいている、そこに幸福があるのだろうか? 金沢時代を振り返ると、そこには何ともいえない酒の味とか、
友情とか、仲間の邂逅があった。節目となる失意の底ほど、無駄なようでいて一番大事なことをしているのである。
「窮すれば変じる、変じれば通じる」である。竹の節目と同じ。哲学的にみれば横の時が平常とすれば、
窮した時は垂直の時ということになる。垂直で立ちっぱなしも問題だが、ここは志が試されている時である。
 ーネットで逆説思考を調べてみたところ《逆説思考 ー自分の「頭」をどう疑うか 森下 伸也著》が、あった。
   ーその概要とはー
逆説こそ「思考力」「洞察力」の根本とし、通常の価値観の一面性を暴露し、それを反転させてしまう思考の
スタイルを、「逆説思考」と定義している。 転倒思考(常識の命題を逆にする)、逆因果思考(常識の因果関係の
結果を逆にする)、因果反転思考(常識の因果関係を因果反対にする)という3つの類例を設定する。
ことわざや文豪の例でその3パターンを具体的に観察し、オイディプスの予言では逆説が与える心理的効果を考察、
さらに逆説は欠陥動物である人間に本質的なものであり、それゆえ人類の文明は週末が来ると広げていく。

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08月19日(火)
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